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6月の鎌倉旅①光明寺~材木座

2024年6月
鎌倉には、1年に1度は訪れたくなるような魅力がある。
関東に住んでいる人にとって、京都よりも断然近く、お寺や山・海の景色を楽しめるスポットだからだろう。
1度鎌倉を好きになると、「まだ見ていない景色があるのでは?」と、ガイドブックを隅から隅まで見て、次の行先候補を見つけている。
お寺や自然の景色を楽しむことも目的であるし、スイーツや買い物をメインにするテーマ旅も面白い。
今回は初めて梅雨の時期に訪れ、一眼レフで紫陽花やお寺の写真を撮ることをメインに、小さな旅をした。(母親と2人旅でした)
この記事をお読みいただいた方で、鎌倉が好きな方はお勧めのスポットをコメントしてもらえると嬉しいです。

鎌倉に行ってみよう。(光明寺)

鎌倉駅~光明寺

ことりっぷの雑誌で海とお寺の写真を見たことがきっかけで、
いつか行ってみたいな~と思っていた光明寺。
鎌倉駅のバス停からバスに乗り、光明寺前で降りてすぐのところに
光明寺の入り口が見えた。
鎌倉駅付近の賑やかな雰囲気とは異なり、海風が爽やかに吹き抜けるような広々とした場所で、開放的な気分になる。
道を進んで山門を抜けると、現在修理中の本堂が見え、横にある開山堂でまずは手を合わせた。本堂は重要文化財で、2019年からおよそ10年にも及ぶ保存修理工事を行っているようだ。開山堂が現在の仮本堂になっているが、本堂の修理が終わるころ(2029年!)に、また本堂を見に行くのも良いかもしれない。

本殿は修理中


山門近くに咲いていた紫陽花
開山堂近くの紫陽花
赤い色の紫陽花もある

開山堂の通路を抜けると、記主庭園と大聖閣の美しい景色が広がっていた。あまり事前情報を調べていなかったので、浄土宗庭園の景色を突然見て、とてもびっくりしてしまった。池と庭園の緑と、大聖閣の景色がとても綺麗で、何よりも聞こえてくる音が自然の世界そのものだった。池の鯉の尾が水面をはねる音や、上空を飛ぶトンビの鳴き声が聞こえてきた。もちろん車が走る音は聞こえず、周りに人はちらほらといたが、話し声もなく静かに庭園と向き合っていた。カメラのシャッター音を出すのも心苦しかったが、とても綺麗な景色だったので、撮影をさせてもらった。6月はまだ咲いていなかったが、蓮の咲く時期(7月下旬~8月上旬ころ)には、新緑とはまた違った絶景を見ることができそうだ。

記主庭園と大聖閣

光明寺の庭園ですっかり癒された後に、ガイドブックにも掲載されていた展望台まで行ってみる。舗装された山道を登り、展望台を目指していく。
山道に慣れている人は良いが、私は少し傾斜がきつく感じたので、展望台まで登る方には運動靴や動きやすい服装を準備することをお勧めしたい。
展望台(簡易フェンスという感じでした)に上がると、ガイドブックで見た海とお寺の景色が広がっていた。長谷寺の頂上から見る景色が好きでよく見ていたのだが、光明寺は海とお寺の距離が近く、長谷寺とはまた違った景色を楽しむことができた。海と空、木々の緑の景色を楽しめるため、夏を感じられる風景が見たい人にはお勧めしたいスポットだった。

展望台からの帰り道、カサコソと音がする方を見ると、リスが2匹木に登っていた。テレビで鎌倉に住んでいる有名人のインタビュー映像を見ていると、合間に野生のリスが映っている場面を見たことがあるが、実際に野生のリスが見られて感動してしまった。
急いでカメラを構えたが、リスはすばしっこく、一瞬でいなくなった。

リスは映らなかった…

光明寺~材木座の海

鎌倉駅行きのバスを待つ時間に、すぐ近くの材木座のビーチに足を運ぶ。
まだ夏本番ではないけれど、既に多くの人がウィンドサーフィンや海水浴を楽しんでいた。(海の中はまだ冷たそう)
海風を浴びてすっかり夏気分になり、カメラの撮影会をした。
雲の形は刻一刻と移り変わり、白い模様のようでとても美しい。

以前の大河ドラマ(鎌倉殿の13人)で鎌倉の歴史を少し学んだ母から、材木座で様々な事件があったことを聞いて、材木座に着く前は少しおっかない気持ちになっていた。
京都も似ているけれど、何気なく写真を撮ったり観光をしている場所には、実は古い歴史や需要な事件が起こっていたりする。鎌倉には古い寺院が多く、今回の小旅行ではいつもより土地の歴史に思いを馳せることができた。
(パート2で詳しく書きます)
今、平和な材木座のビーチを見られることに幸せを感じつつ、
夏入り前の空気をいっぱいに吸い込んだ。

材木座の海。雲の形が印象的。

次は鎌倉駅周辺~北鎌倉(浄智寺)について書いていきます。






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