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インパーソナル・ライフ あなたとわたしは共に神である 第十五章 マスターという存在

** インパーソナル・ライフ あなたとわたしは共に神である 第十五章 **


書籍紹介
本書は、約100年前の1914年、米国のキリスト教神秘主義者ジョセフ・ベナーによって著されました。「神」と「人間」の間にある分離という幻想を打ち消す、不二一元論・ノンデュアリティ思想の究極の書とも呼べる作品です。その教えは英米のスピリチュアリスト達の間で今日も愛され続けています。

「あなた」と「わたし」はひとつである − 「神」と「人間」の間に分離など存在しないと教え、少しずつ読者をその悟りへと導きます。

「脱宗教時代」の混迷の中、あなたの信仰を救うのは、あなたの中に存在する神そのものです。

「奇跡のコース(奇跡講座)」や「神との対話」シリーズを学んだ方にとっても、より深い意識変容をもたらすであろう作品です。
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今回、第一章および第二章を、noteにおいて無料公開しております。


** インパーソナル・ライフ あなたとわたしは共に神である 第十五章 **


「わたし」とひとつになるためには、〝マスター〟、〝教師〟といった立場の者が必要であるという教えを信じ、未だそれに固執しているあなた。
これまで、あらゆる神秘主義・超自然についての書物や教えを追求する機会を、あなたに与えたのは事実です。これらの教えで取沙汰される力、神との合一に必要であると言うその〝力〟を手にいれたいという、あなたの秘めたる願望を促し、そしてその〝力〟の芽生えを感じるところまで、わたしはあなたを導きました。

そしてある特定の訓練、呼吸法を行い、マントラを唱える事で、目に見えない世界から〝マスター〟を迎えられるという考え − そのマスターが、内なる次元において進化するためのイニシエーションを授ける事ができ、そこで聖なる知恵があなたに開かれる − といったような考えを持つ事も、わたしはあなたに許しました。

そういった探求を許したばかりではなく、事実、あなたをそれらの書物や教えに導いたのはわたしであったのです。あなたのその願望を鼓舞し、それらの教えがあなたの意識の中に留まるのを許しました − しかしその目的は、あなたが思っていたものとは異なります。

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