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副業が安全だとは言い切れない。報酬未払い未遂から学んだこと

ここ数か月間、副業でライターをしていて忙しかったので全然投稿できていませんでした。というのも、クライアントから突然キャンセル連絡が来て、報酬獲得のために悪戦苦闘していたから。

今回は、報酬未払い未遂により学んだことと、これから副業を始めようと考えている方に気を付けてほしい事について綴ります。

突然の案件キャンセル、ドタキャンで報酬ゼロ

5月上旬、Crowd Worksで仮想通過に関する文章を翻訳する案件を頂きました。単価はだいたい、「4500文字×3円/文字=15000円」。納期はそれぞれ4日でした。

最初は英語翻訳だけ頼まれていたのですが、継続で韓国語翻訳も頼まれました。英語翻訳終了後、韓国語翻訳の作業にかかりました。

しかし納品当日、先方から突然「韓国語翻訳をキャンセルさせてください」との連絡が。

とはいえ、私は仕事をしたので労働に対する対価として報酬は頂かないといけません。だから報酬はどうなるのか聞きました。でも答えは「キャンセルさせてください」とまた同じ…。

その後も、連絡をしたのですが音信不通に。まさか自分が報酬未払いの犠牲者候補になるとは思いもしませんでした。


論理的で合理的な理由探し、法律は最終手段。

とはいえ、泣き寝入りはご免なのでネットで探してみることにしました。結論から言うと、「やっぱり報酬はもらえる」です。

詳しくは法律事務所や弁護士さん達のサイトを見て頂ければと思うのですが、法律を盾にするのが早いです。法テラス(日本司法支援センター)であれば無料で相談に乗ってもらえますし、相談機関や団体を紹介してくれます。

しかし、お金がかかる場合があります。例えば、弁護士への相談や少額控訴、簡易裁判所に支払い監督申し立てを依頼するなど。費用は一概に言えないのですが、私みたいに収入が少なかったり案件の報酬と法的措置の金額が同じくらいの場合は、強くオススメできません。


報酬を回収するために、私が取った行動とは?

先方から連絡が来るまでの間、相手を納得させられる合理的な理由を作っていました。

詳しくは、こんな感じです↓

①作業をするために行ったことの洗い出し(例:調査など)
②各作業にかかった工数を時間単位で書き出す(可能であれば分単位が好ましい)
③その他行った作業や工数の洗い出し(例:CMSへの入稿、サーバー契約など)​
④上記を基に支払われるべき報酬を計算する

あとは、①~④を文章にして論理的に説明するだけです。目で見る方が絶対に分かりやすいので、実際に私が送った文章を添付しておきます。

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一見「キツい奴」と思うかもしれませんが、どう考えても相手が悪い時は強気で行きましょう笑。私は「下請けなめんなよ!?負けねえからな!?」くらいの精神でやっていました。

冗談はさておき、この文章を見てどう思いましたか?「勝てない」「あ、この人に支払わなかったら次のアクション来そうだな…」と少しでも感じたら、結構通用する文章ではないかと思います。

ただ、「必ず報酬をもらえる」とは言い切れないので、そこらへんはご了承ください…。

報酬未払未遂事件から学んだ教訓

どうにかこうにかして、報酬はもらえました。(知らない内に韓国語翻訳は手取り80%くらいに下げられていましたが…)

今回、この事件を通して学んだことは案件開始前と契約前に諸々と確認することが大切だということです。特にこれからフリーランスや副業を始めようと思う方は、営業する前に「下請けあるある問題」について調べて頂ければと思います。報酬未払い以外にも色々とトラブルがあるので。

また、営業をかけようとしている案件の依頼主や会社について調べることも大切です。Corwd WorksやLancersの場合、依頼主(クライアント)の名前をクリックすると、実際に案件を受注した人たちによる口コミ評価が見られます。Googleなどインターネットで会社名を検索してみるのも、アリです。


未入金問題回避用のチェックリスト

簡易的ではありますが、今回の事件をきっかけに学んだことや、こうしておけば良かったと思ったことをチェックリストにしてみました。絶対的なものではありませんが、これから副業やフリーランスを始める方のお力添えになれたらと思います。

※画像で添付しているので、使いたい方はどうぞご自由にお使いくださいませ。

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