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yenta がつくりだす偶発的な出会い ~世界の拡がる偶発的な出会い~

yenta を利用して、地方に住みながら越境した出会いを実践する、パラレルワーカーの高橋 建二さん。高橋さんの出会いがどんなものだったのか、お聞きするなかで見えてきたのは、yenta がつくりだす偶発的な人の出会いでした。


一期一会一の出会いにワクワクしたい

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イェンタさん:
高橋さんの自己紹介をお願いします。

高橋さん:
福岡県北九州市に 20 歳まで住み、U ターンして今も北九州に住んでいます。これまでのキャリアとしては、ワーキングホリデーに参加してオーストラリアで 1 年弱滞在した経験から、大都会や人へ関心を持ち、関東の食品スーパーに就職しました。33 歳の時に U ターンして、もっと面白いことがしたいと思い、立ち上がったばかりの IT ベンチャーへ転職して組織運営を担当しました。新事業ということも有り、入社当時から営業、経理などのバックオフィス整備に、事業の運営など幅広く行い、その経験を持って現在はグループ内で昨年立ち上がった新会社立ち上げにも従事しています。

イェンタさん:
高橋さんは本業以外にも、いろんなことをされていますよね。

高橋さん:
はい。サラリーマンとしては障害者の方の就労支援や生活支援を主にしておりますが、企業の新人さんへの IT 研修、NPO法人ファザーリング・ジャパン九州の理事、フリーランス協会の北九州リーダー、16 名の アクティブなメンバーが毎日noteを 執筆するチーム”書くンジャーズ”のリーダー、ストアカで副業方法と note の書き方講師、近隣都市のご当地キャラの支援など、他にも多数のプロジェクトや団体へ所属しています。

イェンタさん:
本当にいろんなことをされていますね。北九州へ U ターンされたきっかけを教えてください。

高橋さん:
きっかけは東日本大震災です。震災後は、幼稚園の娘が地震や余震をとても怖がっていました。北九州は今のところ地震や台風などの災害が少ないので娘にとって安心できる環境をできると思い、小学校に入学する前に U ターンしました。また震災と同じ時期に、仲がよく一番信頼している同僚が倒れました。僕の父も 38 歳の若さで亡くなった経験を思い出し、家族を大事にしたい想いが強まりました。

イェンタさん:
他の都市への移住、定住も考えられると思うのですが、なぜ地元を選ばれたのでしょうか?

高橋さん:
父親代わりで育ててくれた祖父が入院したタイミングとも重なり、僕の実家に男手や運転できる人がいなくなってしまったんです。家族を大事にしたい思いも強かったので、自分が実家を支えるべきだと思いました。
U ターンする前は千葉県の松戸に住んでいましたが、北九州に住んでも当時の生活と変わらない状況を作ることができると思いました。松戸の方が電車などの交通網は便利でしたが、実際の生活では車移動が基本で、買い物も郊外の商業施設が中心だったので、大差ないと思っています。

イェンタさん:
ありがとうございます。高橋さんが yenta を使われたきっかけを教えてください。

高橋さん:
1 年半前に web メディアで見て、すぐに登録しました。

イェンタさん:
その時は何か課題感をお持ちだったのでしょうか?

高橋さん:
一期一会一の出会いにワクワクしたい欲求がありました。様々な方とマッチングしてお話できるのは、幼少期の体験と似ていると感じています。子供の時は公園に行くと、学年も学区も関係なく知らない人とも遊んでいました。オーストラリアでワーキングホリデーをしながら旅もしていたんですが、その時も出会いと別れの繰り返しでした。今日会った人も明日は会わない、短いかもしれないけど大切にしたいっていう想いが昔からあります。

イェンタさん:
元々人とお会いされることはお好きなんですか?

高橋さん:
はい。いろんなところに行ったり、人と会うことは元々好きでした。ただ松戸の時は人との接点を全然持てずにいました。仕事柄ほとんどお店の中で完結していて、接する人は営業さんとお客様くらいでした。同僚が倒れたことをきっかけに会社の労働組合に入り、他の団体の労働組合と交流する機会がありました。そこで他社の方と接点を持つようになりましたが、それまではほとんどありませんでした。

イェンタさん:
実際 yenta でお会いされていかがですか?

高橋さん:
お会いする方は東京の方が多いのですが、「地方の人とつながりが持てて嬉しい」と言われることが多く、地方と東京はつながっていないんだと感じました。実は北九州フェスという北九州と東京がつながることを目的としたイベントが千代田区で毎年行われてているのですが、来場者が北九州の人とご近所の方なんです。地方の人も同郷同士で固まってしまうこともあって、思っているより地方と東京はつながっていないと感じました

イェンタさん:
印象的な出会いはありましたか?

高橋さん:
オンラインで会って、福岡出張の時に会いに来てくれた方は印象的でした。新年会にお誘いしたら来てくれて、その場で会った人と意気投合されているのを見て、嬉しかったですね。人をつなぐことも好きなんです。その日話している時は思いつかなくても、翌日共通点を思い出して人を紹介することがよくあります。そうしたら感謝されて嬉しくなります。そういえば yenta でコメント頂いた方 10 人が全員 “人間性” の評価をしてくれていて、それも嬉しかったです。

イェンタさん:
それは嬉しいですね。高橋さんが想いで行動されてるからかもしれませんね。

高橋さん:
地方に住んでいてオンラインでの会話とわかった時に遠慮されることもありますが、そういう人は会うことに目的がある人だと思っています。サービスの紹介だったり、スキルを持つ人と会いたいという短期的な利益を求められていて、僕は関係性に関心があるので、長期的にお付き合いできたらと考えています。

偶発的な出会いがもたらすもの

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高橋さん:
僕の yenta の楽しみ方は、偶発的な出会いを楽しんだり、相手から知識をもらうことですね。前者はお話する中で共通点を探して、関係性が縮まる感覚が好きなんです。後者はお話いただいた話を、他の方に話すと、徐々に自分のものになって知識として溜まっていくんです。

イェンタさん:
偶発的な出会いから得られるものは何でしょうか?

高橋さん:
世界が広がると思います。目的を絞ってしまうと、自分が知っている範囲の中でしか行動できない、人に出会えないんですよね。僕自身、イベントを開催していると隣の市からいらっしゃる方もいて、「こんなイベントがあるなんて知らなかった」と目を輝かせてくれるんです。人の人生が広がったのを見ると嬉しいです。最初の一歩が大変ですけど、乗り越えればできるようになります。

イェンタさん:
yenta だから出会えた人はいらっしゃいますか?

高橋さん:
なかなかお会いできない職種の方と会えますし、僕の場合は越境もできています。交流会だと濃度が薄いですが、1 対 1 のコミュニケーションできる yenta は深いですね。お会いした方も知り合いというより、友達です。

イェンタさん:
今後どのような人とどういう方とお会いしたいですか?

高橋さん:
北九州市の人とつながり切れてない感じはあるのでもう少しつながりたいです。町おこし協力隊の人など共創できる人と会いたいですね。

イェンタさん:
最後にまだ使ってない人へのメッセージはありますか?

高橋さん:
yenta だけじゃなくても、人と会うのに腰が重いと思う人はいると思います。そういう方に話を聞くと「メリットがない」とか「時間がない」とか、“ない”を言い訳にしていますが、絶対にあります。様々な人と会って、話を聞くだけでも得るものがあったり、自信がついたりして、世界の見方が変わるんです。そうやってお話を聞いて、理解して、できることから行動すれば、それでいいんです。


高橋さんの yenta の使い方

これまでのマッチング数、興味ありされている人数

高橋さん

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yenta はどのような目的で使っていますか?

高橋さん:
福岡からの越境と、お話しする中で新しい観点を取り入れるなど、刺激を得ることを目的にしています。

どのような人を右スワイプ (マッチングしたい) しますか?どれくらいの確率で右スワイプしますか?

おもしろそうと思ったら右スワイプしています。サービスや商品紹介を目的とされていそうだと感じた方は左スワイプです。割合としては 80 - 90 %は右スワイプです。

多い時はどれくらいの人に yenta で会いますか?

高橋さん:
月に 1 〜 2 人程オンラインで会っています。オンラインで会った人が実際に出張ついでに会いにきてくる人もいました。これまで合計 15 〜 16 名の方とお会いしました。

マッチングした後はどのようなアクションをしてますか?

高橋さん:
ご連絡いただくことが多かったです。そこから「実は福岡なのでオンラインでお願いできますか?」とご相談する流れになっています。

yenta の改善点

web 版の機能を充実してほしいですね。あとはグループが作れるといいですね。

 高橋さんのストーリーに関するリンク

yenta について


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