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働くこと

大学を卒業してもう4年も経つ。

社会人になってから毎日が2倍も3倍も早く進んでいるような気がするのは、私だけでしょうか。私もです、僕もです、そんなのみんな当たり前だよという人が何人もいると信じたい。


大学生の頃はレポートに追われながらもバイトをしていた。初めて知った「働く」ことの大変さ、やりがい、楽しさ。両親が当たり前のようにこなしていた「お金を稼ぐ」ということが、案外簡単なことではないんだって気づいた4年間だった。

とは言いつつ、基本遊んでたなー。週3、週4でこつこつ働く友達を横目に、実家暮らしの私は人生の夏休みをとことん謳歌していた。


この仕事に就きたいと思ったのはいつ頃だったのか。私は今までの人生において「働く」ことについて、きちんと考えたことはあったのだろうか。気付いたら試験を受けていて、今に至っているし、大学生の時に「ライフキャリア」なんて言葉を耳にすることもなく4年間が過ぎた。

今思えばあの時、自分の生活の中で仕事について、働くことについて、もう少し考えていればこんなことにはなっていなかったかもしれない。

休んでいる間はそんな考えがぐるぐるぐるぐる・・・


なぜ、人は働くのだろう?


生きていくため。家族のため。やりがいのため。人々の笑顔のため。有名になるため。社会の枠から外れないようにするため。明日来る恐怖と戦うため。


働くことは自分のため、なのか?そもそも定義付けをする必要があるのか。

「人からすごいと思われたい」という気持ちがないわけではない。むしろ人よりもある方だと私は自分自身を理解している。

でもなんだかかっこつけた人間であることを認めてしまうような気がして、自分の頭の中で必死に否定しているのだけれど、その思いは消えてくれない。

周りの人からどう思われるかなんてどうだっていい、とはっきり踏ん切りがついたなら、生きることがどれだけ楽になるだろう。

「やりたいことが見つからない」「夢なんてない」

そう思って本やネットを読み漁り、どこかに答えが落ちていないか下を向いて歩く日々だったけれど、実際はずっと持っていた。

「やりたいことがあるけれどその道を選びたくない」

という方が正しい。

そこで自分をせき止めているものも、押し殺している原因もわかっているのだけれど、向き合うときっと挫折や失敗が待っている。

自分、弱っちい人間だなー。





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