メンタルケアの落とし穴!「良かれと思ってやっていた…」実は逆効果になる習慣5選
1. はじめに
こんにちは!
あなたは日々のメンタル・セルフケアに満足していますか?
「頑張っているのに、なんだか効果を感じられない…」そんなモヤモヤを抱えていませんか?
実は、セルフケアには一見良さそうに見えて、やりすぎると逆効果を生む習慣もあるのです。
うつ病や双極性障害を乗り越えるべく普段からメンタルケアについて情報収集・実践している私自身も、これらの落とし穴にハマっていた経験があります。
本記事では、「良かれと思ってやっているセルフケアのNG習慣」を5つ紹介し、自分に合った方法を見つけるヒントをお届けします。
1.無理なポジティブ思考は心のSOSを見逃す?!
なぜ良いと思われているか
ポジティブ思考がメンタルを明るく保つと多くの人が信じているからです。
問題
多少の思考誘導は確かに効果的です。しかし、つらい時に無理にポジティブになろうとすると、ネガティブな感情を無視することになり、結果的に自己否定したことになってしまいます。
また、ポジティブになろうとするあまり、ネガティブな自分を否定してしまいます。これは自己肯定感を下げる結果に終わります。
「こんなふうに暗くなってちゃダメだ」
「暗い気持ちになっちゃう自分はダメだ」
心当たりがありませんか? 私はありました。
心の奥にある感情も大切にし、受け入れることが必要です。
2.情報収集の沼にハマっていませんか?
なぜ良いと思われているか
心理学や自己啓発の情報が、自己成長に役立つと考えられています。
問題
やりすぎてしまうと、情報過多により「何を試せばいいのか分からない」と行動を起こません。「たくさん情報収集しているのに、一つも役に立てることができない自分はダメだ」とかえって不安感を増します。
まずは一つの方法に焦点を当てて、少しずつ実践してみましょう。
3.現代人がハマりがち「自己分析のやりすぎ」
なぜ良いと思われているか
自己分析は自分に対する理解を深め、より環境を選び、適応しやすくするための手段として評価されています。
問題
適度な自己分析は有用ですが、微に入り細を穿つような過剰な自己分析は、自分を責めるループに陥りがちです。
特に自己肯定感が低かったり認知が歪んでいる(完璧主義など)方は美点をうまく見いだせず、欠点ばかりが目に付いてしまいます。
「私ってダメなところだらけ」
「生きてる価値ないんだ……」
こんな風に思ってしまうこと、私もありました。
自己理解は必要ですが、とにかく欠点ばかりあげつらって責めるより、自分を許す方法について学ぶことの方が大切です。
具体的には、セルフ・コンパッション(自分への思いやり)に関する技法を学ぶことが役に立ちます。
4.なんでも人に頼りきり。まず人を頼ろう!
なぜ良いと思われているか
他者からのサポートは、孤独感を埋め、心の安らぎを得られると思われています。
問題
他者のサポートを受け入れることは大切ですが、依存しすぎると自己効力感(自分が物事を解決できるという自信)が減り、自立心が損なわれることがあります。
人がいないと自分は何者でもないような気分になってしまったり、なんでもその人に頼らないと不安になったりしてしまいます。
時には自分だけの時間を持ち、自分一人で物事を解決する努力を行いましょう。これにより自己効力感を回復することができます。
休んでいるのがもったいない! 時間は有限! 常に動こう!
なぜ良いと思われているか
現代社会では「常に活動的であること」が美徳とされがちです。
問題
しかし、活動を優先するあまり生活リズムが不規則になったり、質の低い休息しか取れなくなると、簡単に心身の不調へとつながります。心身の不調は生活バランスの乱れからです。
私自身、双極性障害なので、躁状態になってくると夜を徹して集中してしまうことがありますが、良い結果には終わりません。
一方で、しっかりした休息はパフォーマンスを高め、心身をリフレッシュさせます。
休んでいる時間は無駄ではありません。それはあなたにとって、必要な時間です。
自分に合った休息法を見つけましょう。
3. NG習慣からの脱却を考える
あなたはこれらの習慣の中で、何か思い当たることがありましたか?
気付きを得たら、ぜひ具体的に行動を変える方法について検討されてください。一つでも、二つでも、まず行動につなげることで効果や学びを得ることができます。
まずは小さなステップから始め、自分に合ったセルフケアに取り組んでいきましょう。
4. まとめ
今回紹介したNG習慣を再確認し、自分自身のセルフケアを見直す機会とされてください。一歩ずつの見直しが、大きなメンタルヘルスの向上につながります。
今日からできること: 5つのNG習慣の中で、心当たりがあったものを1つ選び、具体的な改善策をノートに書き出してみましょう。
なお、より具体的で実践的なセルフケア方法を知りたい方は、ぜひ私の有料マガジン『それでもきっと、だいじょうぶ』もご覧になってみてください。
セルフ・コンパッションやポジティブ心理学に基づいた具体的なメンタルケアに役立つ方法を始め、140本以上(2024年10月現在)の記事を掲載しています。これを通じて、メンタルケアに役立つ情報を手に入れ、心地よい生活を送る手助けができれば嬉しいです。
私たちは一人ではありません。共に心地よい生き方を実践し、より幸せな日々を送れるよう、心から祈っています。
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※余談ですが、毎週2回更新している『それでもきっと、だいじょうぶ』。いつの間にやら140本もあるんですね。1つ1000字としても……140,000字相当😅 雑多になったので、今度目次的なものも作ろうと思います。いつもありがとうございます🙇♀️
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