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適応障害からの復職直前~復職後1カ月の経過について

こんにちは、toshiです。

今日は適応障害からの復職直前~復職後1か月程の経過状況を書いていきたいと思います。

記事内容としては、復職後ここ1ケ月強で実際に私に起こった出来事や心身の状況、あとは実際体験したことを通してこうすべきだったかなと思ったことを書いていこうと思います。



[簡単に私の自己紹介]
30代男、事務系公務員(基礎自治体)
パワハラや激務などの数々の理不尽に耐えながら頑張ってきたが、新たに異動した部署で自分を追い込み過ぎて、適応障害を発症。

※適応障害での休職直前の私の状況はこちらの記事から ↓




1.復職直前


復職直前は、思考力もある程度戻ってきており、意思決定もほぼ問題なくできるかなという状態でした。(妻と仕事についての意見を酌み交わす程度はストレスなくできる程度)

仕事への意欲もある程度は戻ってきており、「このまま休んでいても、今度は少しずつ仕事していないことへの焦りが出てきてしまうのではないか」という気持ちになっていました。

ただこういう焦りは今思うとあまりよくない考え方のように思います。仕事していなくったっていいじゃないという気持ちを持つ方がメンタルは安定するのではないでしょうか。

一方で、中途覚醒が毎日2回程度起きるくらい睡眠が完全に改善しきっていない状況での復帰でした。
そのためレクサプロ(抗うつ薬)は卒業できていましたが、デエビゴ(睡眠薬)を日によって5mg飲んでいました。

今更思うのは、睡眠ももう少し改善してからの復帰がよかったかなと思います。
睡眠が改善されていないのは、まだ心のケガとしてはまだかさぶたが残っている状態で、一つ間違えるとまたこのかさぶたが剝がれてしまい再発に繋がるからです。


2.復職直後


いきなりフルタイムでの復帰(勤務時間調整などの話は組織から一度もなかった)だったので、無理しないように週に1回有休を使って休みを入れて、自ら心身への負担を減らすような調整を行っていました。

復帰後は適応障害を発症した部署からの異動となり、別の部署でまた一から仕事を覚えることになりました。
とは言いつつ、組織内での培った知識や経験がまったく役に立たないわけでもないので、それを生かしつつ、通勤時などで新しい仕事のための勉強をしていました。

こう書くと、心身の負担が激しいように見えますが、復帰後しばらくはなんとか突発休を出すことなく出勤ができていました。
しかしやはり体感でかつての5~8割程度の力しか発揮できない心身の状態で、一日の中で座っているだけでギリギリの時間帯もある状態でした。

たぶん復帰後しばらくは、元気だった頃のかつての状態から程遠いのは皆さん同じなのではないでしょうか。
ここで焦らず無理せず徐々に慣らしていくのが大事なのでしょう。


3.復帰後2週間~1か月程度


部署の人から「無理しないで」と当初は言われていたのですが、だんだん仕事が普通に振られる…
というか、経緯を聞けば聞くほど割と地雷化されている仕事を振られる状態。

別にずっと「大丈夫?」と聞くほど心配されたいとかいう「構ってちゃん」ではないんですよね。

誰もがよく状況を分かっていない重い仕事が心身イマイチな自分には本当にしんどくて、ここらへんからまた少しずつメンタルが崩れはじめ、突発休がたまに出始めてしまいました。
(メンタルやった部署で散々酷い目にあったのもトラウマになっていたのかもしれませんが…)

他部署の信頼できる人たちにも相談して、「復帰直後の君に振るのその状況はおかしいよ」というアドバイスを複数もらったので、「その仕事はやらなくていいですよね?他にも新規の重めの案件の〇〇も今私が進めているくらいですし」と上長に伝え、地雷事業を回避することができました。

このことから思うのは、メンタルの病気って普通に仕事に復帰したらもう大丈夫と周りの人から捉われがちな点。
そのため、復職後すぐで心身がまだ完全に治っていなくても、重い仕事が平気で回ってくることも多いのではないかと思います。
ここで「今、こういう状態なのでこの仕事はしんどいです」と伝えることで、自分を守る立ち回りが大事なのではないでしょうか。

あと少しでもしんどかったら、少し大げさに体調悪いアピールしてもいいのかもしれません。
私はそれが少し恥ずかしいことと考えてしまい、体調悪くてもできるだけ元の自分のように仕事やろうとして、思いっきりまたメンタルを崩したので…


4.復職後1か月強の現在


体調崩れ始めたことで担当内の人たちが結構心配してくれて、無茶振りも止まり、ストレス源もだいぶ経つことができるようになりました。

ただ先述のとおり、地雷案件は係長に差し戻すことができたとはいえ、期限付きの新規事業は手元に残っているままだったので、数日間は毎日20時くらいまで残業をしていました。
その新規事業も自分で調べながら、なんとか向き合い続ける状態…完全復調していない私にはたいぶ辛い期間でした。

そこで心身が悪化していた結果、先日心療内科でリーゼ(抗不安薬)を処方されるところまでに至ってしまいました。

ただまだ休職しないといけないほど壊れてはいないと感じていているので、体調が悪いときは休んだり薬を頼りながら、無理せず仕事に取り組んでいこうと考えているところです。

このことから思うのは、配慮がない職場であればあるほど、先述のとおり自分の心身の状況をしっかりと言動で示すことが重要なのではないでしょうか。
言動で示しても追い込んでくる組織だったら、また思いっきり迷惑をかけるタイミングで休職してやるくらいの心持ちを持つのがいいかもしれませんね。

あと配慮する気のかけらもない上長がいたら、もうその人のことは「管理職として失格だから気にする必要ない、無視したれ」と思うくらいの気持ちが必要かもしれませんね。
”自分のことを大事にしてくれる人にだけ気持ちを向ければいい”というのは、メンタル安定に必要なスキルの1つですよね。


以上、私の適応障害からの復帰後の経過を書きました。

これから復帰される方、きっと組織の雰囲気やご自身の体調も千差万別だと思いますが、もし私と同じような状況の方がいた場合、少しでも私の体験談がお役に立てれば嬉しいです。

今日の記事はここまでとなります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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