【映画感想】Fukushima50

2011年3月11日午後2時46分
その時、福島第一原発で何が起きたのか。
予想を遥かに超える大津波が原発を襲った後、現場にいた彼らがどんな思いでそこに留まり戦ったのか。
私はそれがどうしても知りたかった。

あの時、ニュースで流れていたその裏側で、ロボットでもなんでもない、私と同じ人間が、どんな景色を観ていたのか。

私はこの映画が公開されると知ってから、公開日をとても楽しみにしていました。
だけど、去年、この映画が公開された直後からコロナの影響が日本でもどんどん出てきて、最初の緊急事態宣言が発令されてしまいました。
公開期間を終える前に映画館も封鎖されたと思います。
結局映画館で観れなかったか…と悲しんでいたら、緊急事態宣言が開けて少しの期間再上映され、なんとか映画館で観ることが出来たこと作品。

映画の冒頭から地震が起きて、現場の混乱、本社と現場との温度差への憤り、政府の対応…色んな困難の中、それでも地元を救おうと頑張った彼らを胸が熱くなりました。
悔しいことも、辛いことも、苦しいこともあったでしょう。
自分の命と向き合う瞬間、家族の顔が過り不安にもなったでしょう。

確かに大きな災害でした。
未だに福島は完全に元通りの生活を取り戻せてはいません。
だけど、彼らがいたからこそ、食い止めれたものも確かにあるはず。

私は映画を観たときからこの映画のBlu-rayが出たら絶対に買ってもう一度…いや、何度でも繰り返し見続けていこうと決めていました。
そして、昨日やっと購入し、再び通して観てみました。

私はやっぱり、この映画があコロナのバタバタであまり話題にならなかったことが悔しくてなりません。
この映画をもっとみんなに観てほしかったし、知ってほしかった。

もしこんなつたない私の言葉が、誰かの目にとまって、この映画に少しでも興味を持ってくれて、「ちょっと観てみようかな」という気持ちになってくれたなら、私はとても幸せです。

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