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巨人の肩の上に立つ

 Google scholar のトップ画面に書かれている言葉です。
色々と訳し方はありますが,「巨人の肩の上にのる矮人」(訳し方色々)という言葉は、西洋のメタファーであり現代の解釈では、先人の積み重ねた発見に基づいて何かを発見することを指す。(Wiki)
 
大学生に向けて端的に書けば、「本や論文を読もう」です。
 
大学生になったのだから、身近に手に入る情報、SNSの広告に出ているような情報だけを鵜呑みにするのは、損ではないか? と言い換えてもいいかもしれません。
  


大学生のアドバンテージ 文献にアクセスできる権利

 全ての大学ではないですが、多くの大学生は大学の維持管理しているライセンスで、多くの様々な最先端の論文を無料で読むことができます。もちろん学費は支払っていますが、今の学費を支払うと100年歴史のある大学なら、その100年で蓄積(淘汰)されてきた文献(本や論文等、歴史的資料などなど)を読むことができます。例えば、Nature ,Science,などの論文誌の名前をきいたことはあるかもしれません。大学生ならそういう論文、最新の研究の成果がまとめられた資料を読めます(読める場合が多い)。その他にもIEEEの論文など様々な分野の最先端の研究成果(論文や本)にアクセスできます。もしこれが高校生や、会社員であれば、無料ではなくお金を払うことになる場合が多いです。例えば1論文6ページくらいで、およそ1000円~3000円くらいします(分野による)。図書館にある本の題名を調べてみてください、1冊3万円や5万円の本、いまではプレミアがついて高値で取り扱われている本も、かりれます。
 

なぜ論文(専門書など)を読むとアドバンテージ?

 1つ目が、上記にあるように大学生なら沢山色々と読み放題ですが、そういう状態にいる人は実はそんなに多くないからです。つまり、論文や専門書を読めば読むほどに、多くの人がまだ知らない情報を知ることができるからです。2つ目が、1と似ていますがその最先端の情報を得るまでの時間を短くできるからです。素晴らしい発見(研究内容)は、もしかするといずれは日本語のネット記事に要約として紹介されるかもしれません。しかしそれは、英語の論文がでて、そのあと後発の関連論文がでて、科学ジャーナリストが見つけて、英語記事になり、日本語記事になり、英語の本になり、日本語の本になりと、かなりの時間がかかるのが普通です。そして本当にあなたが必要な情報が全て日本語のネット記事になるという都合のいいことは起こらないといえます。殆ど誰でも簡単に得られるようになった情報から、何か新しいアイデアを考えたり、ビジネスを考えたり、行動を起こそうとすると、たいていの場合は、論文を読んでいる人、あるいはそういう有識者に面談して自分で情報をとりにいった人の行動の後手に回ることになります。後手になるのは一般的には色々と不利なはずです。

どうやって論文(文献)を調べる?

Google→ Google scholar https://scholar.google.com/
  Google検索を一旦やめて、Google scholarを使ってみてください。もちろん検索に出てくる全ての文献が有益とは言えませんが、かなり淘汰されています。もっときちんと調べたい人は、大学それぞれで文献へのアクセスの方法や調べ方は図書館などがガイダンスしてくれているので、ぜひ学費を取り返すくらい論文を読んで読んで読みまくりましょう!あるいは先生にどういう分野を知りたい学びたいかを相談すれば教えてくれるはずです。

是非、本や論文よみましょう! 

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