【二次創作】同人誌の値段っていくらがいいの?【お悩み解決】

女性向けで同人活動をしていると、「この本いくらで配布したらいいのかな?」「高すぎって言われたらどうしよう」「安すぎてもいけないの?どうしたらいいんだ!」という問題、とにかくよく聞きます。

本来ならば、同人誌は発行した作者本人が自由に配布価格を決めて良いはずなのですが、どうしてもみんな周りに合わせ空気を読もうとしてしまいますよね。わかります。とてもよくわかります。

今回は私YAYAが数年間同人活動をしてきて「女性向け同人誌の価格、このあたりが多い、これなら間違いない!」というものを表にしていこうと思います。

ベースにさせていただくのは『B5本・表紙カラー・本文モノクロ・特殊装丁無・オンデマンド/オフセット印刷』の場合をページ数に応じて記載します。
(後に書きますが『A5/B6本の場合』『表紙モノクロ印刷』『書店委託した場合の価格』の場合も書かせていただきます。)

───────────────────

〈〈B5本・表紙カラー・本文モノクロ イベント/BOOTHでの価格〉〉

・24ページ以下…300円以下
・26ページ~30ページ…400円
・32ページ~38ページ…500円
・40ページ~50ページ…600円
・52ページ~60ページ…700円
・62ページ~70ページ…800円
・72ページ~80ページ…900円
・82ページ~90ページ…1000円
・92ページ~100ページ…1100円
・102ページ~110ページ…1200円

───────────────────

上記をベースとし、『A5/B6本の場合』『表紙モノクロ印刷』はここからマイナス-100円としてください。

『書店委託した場合の価格』は「卸値」を設定する箇所があると思いますがそこを上記価格に合わせればよいと思います。
消費税がかかった場合/かからない場合などの数十円の差はあまり気にしなくて良いです。

あくまでも上記は「表紙カラーで本文が白黒、B5サイズの本」の場合。

特殊装丁していて印刷代がかかってる場合はこの価格の限りではありません。
が、特殊装丁は「作者側の好きでする」ものなので買い手側にはいまいち響かないものであることも頭においてください。

そして「え、小説本で200ページとかある場合はどうしたら…」と悩む方もいるかもしれませんが、基本的に「100ページを超えると価格は何も言われなくなる」場合が多いです。
そもそも100ページ超えの本は労力もすごくかかります。そのためだと思います。

けれども「じゃあ5000円!」などあまりにも高額な値段にするとヒソヒソされてしまう場合もありますので注意してください。
お財布事情や印刷代金とも見比べ「どんなに高くても2000円どまり」にすることをおすすめします。

また、ジャンルによっても価格は上記のものからプラス100円になったりマイナス100円になることもあると思います。
その場合は周りにあわせても良いと思いますが、私YAYAが見てきた限りでは上記価格で文句を言い合っている場面に遭遇したことは1度もありません。

───────────────────

追記となりますが、注意点として本文に意図的に空白のページを多数つめこみページをカサ増しする手法は避けてください。
(漫画の表現上必要な場合はその限りではありませんが、「手抜き」には絶対に見えないように注意してください。)

配布値段を上げたいがためにそのようなことをしてしまうサークルが水面下でプチ炎上しているのをたくさん見てきました。
みんな解ってはいると思いますが、女性はお財布事情に厳しい生き物です。それを忘れず、小細工なしの作品を作ってください。

萌えた!良い本だ!思ってもらえれば、リピーターがつきます。
下手な小細工をして小金を得るよりも、未来につながる買い手を自分のサークルにつけていきましょう。

コロナ禍の中ですが、創作意欲の沸いている時が本を執筆するベストなタイミングです。

書店委託やBOOTHなども使って副業としての同人活動、楽しみながらしていきましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?