【二次創作】炎上から見えた女性向け同人界隈の新常識とメンタルの保ち方【考察】
しばらくnoteの更新ができずにおりましたが昨今また女性向け同人界隈が複数箇所炎上しざわついてきたため、再びキーボードを叩くことにしました。
今回のお題は
「炎上の避けかた」から少し踏み込んだ「数の暴力からいかに逃げるか」「注目されてしまった際に気を付けるべきこと」「アカウント運用の新しい傾向」こちらをメインとして記事にしていきます。
炎上を避ける内容については過去記事「【二次創作】炎上や学級会に巻き込まれたら【お悩み解決】」「【二次創作】同人関係の炎上ごとを回避するには?【考察】」でも書かせていただきましたので、時間があればそちらを読んでいただければと思います。
同人誌活動をしていく上で、今不安になってる方がいましたら参考にしてみてください。
①数の暴力、味方が消えた時の身の振り方
人間関係でもめ事があった時、味方だと思っていた人たちがサーッと去ってしまう、もしくは敵になってしまうということは悲しいことですがあることだと思います。
それは同人の世界だけではなく、会社や親戚関係でもあることでしょう。
基本、堂々としておくことです。
メンタル的にも難しいことだとは百も承知ですが、命まで持っていかれるわけでもなし、やましいことがないなら堂々としておくべきです。
(さらに言うならば、やましいことがあったとしても堂々として実直さがある対応をしていた方が周囲への心証が格段に良くなります。)
登場人物が女性のみの場合は物理攻撃をされる心配はほとんどありません。
これは男性への悪口になってしまいそうなので多く書くことは控えますが、男性はもめ事があると拳に訴える傾向はあると思っています。そしてそれが良い場合も悪い場合もあると思っています。
けれど女性でもめ事があった際、ぶん殴られただの怪我をして全治〇週間だのいう話はほぼ聞いたことがありません。
私YAYAの知ってる限りではオタク女性界隈でそのような事件はゼロだと記憶をしています。(同人の世界の枠を出た本物の未解決〇人事件や、登場人物不明の都市伝説の話は含まず話をしています)
そして万が一物理の攻撃があれば、それこそ直ちに警察に相談です。
「そういうことじゃあないんだよ…女の攻撃は噂話や情報戦なんだよ…」
という声が聞こえてきそうです。
それはその通り。
ならば尚のこと、身体に直接の害は無い=ひとまず安心、と思ってください。
噂話や誹謗中傷が度を越えれば、それも専門機関に相談です。
どの段階からそれをすればいいのかですが、自分の仕事に影響があったり(売上減等)、自分以外の身近な人までターゲットにされた場合は専門機関に一度行くべきだと考えます。
私YAYA個人の意見としては、自分の人生が左右されるものでもない程度ならば放置します。
これは無駄なお金や時間がかかってしまうからということもありますが「女性の多い世界なら噂話はどこにいっても誰に対してでもある」からです。
ひとつひとつ対処していたらキリがないのです。
「これは今後の仕事や人生に関わる位やばいな」と思った時だけ行動をしようと私YAYAは決めています。
そして、そんな味方が少なくなった時こそ、自分に寄り添ってくれる人たちを大事にしましょう。
炎上時そばに居てくれる人たちこそ、本当の友人です。
大げさな表現かもしれませんが、一生ものの宝だと思います。
ショックが大きい「味方が消えた時」ですが、本当の友人を見つけられるまたとない機会であることを覚えておいてください。
②過度な注目をされてしまったら
①と対応方法は同じになりますが、堂々としていましょう。
下手にアカウントを消したり、鍵をかけるのは良い手段ではありません。
炎上してしまった過去たくさんの人たちがアカウントを消してきました。
恐怖を感じる気持ちはわかります。
異常な数のリプライが来たりRTされまくったらそれは誰でもビビります。
けど、そこで「逃げ」ともとられるアカウントを消し・鍵かけは悪手です。
「あーこの人やっぱりやましいことあるから逃げたんだ!」
そんなふうに思われてしまうんだな…と複数の炎上を静観していて感じました。
逆に、炎上を起こしていても堂々と普段通りの活動をしていた人には新しく味方も付いてきている、そんな事象を目にしました。
もちろん「こいつ炎上してるくせに鍵もかけないの?」といった意地悪なつぶやきも目にしましたが、やはり堂々としている=正義っぽく見える、のです。
とくに詳細を知らないジャンル外の人から見れば、
「この人普通じゃん」「叩かれてかわいそう」「え、それっぽっちのことで叩かれてるの?」「もう普通に活動してるみたいなのにいつまでも話題にしてる人のがおかしい」
等の同情意見すら目にしました。
そうなんです。
当人たちではない限り、炎上なんて第三者から見ればエキサイティングエンタメなんです。
エンタメにされないようにするには、堂々と普段通りにすること、逃げないことが最善だと考えます。
注目されたとしても、2週間もすれば新しい火種が生まれ、多くの人たちはそっちに目がいきます。
これも、同人の世界に限ったことではないですよね。
「いやこの炎上は歴史に残るでしょ」
そういった声があがる場合もあります。
何十年たっても汚名がついたままの人もいないわけではないです。
けれども、そこまで悪意を持って叩く人たちの数はやはり時間とともに消えます。
お坊さんの説法で耳にしたことがあるのですが「怒り・恨みは結局は時間とともに薄れる」ものだそうです。
片鱗はあったとしても最盛期の勢いは薄れるものであり、それが人間だというのです。
「ある程度の年齢になれば、恨んでる人や許せない人のひとりやふたりは誰にでもいるものであり、その気持ち自体と自分が向き合うのが修行」だとのこと。
いい言葉だな、と親戚の法事で耳にして以来それを記憶しています。
(話は少しそれましたが、あまりにも良い話だったのでこのnote記事に記載させてください)
過度な注目をされた時は精神的にきついでしょう。
眠れない日があるかもしれません。
けれどもそれは「ずっとじゃない」ことは忘れないようにしましょう。
③Twitterアカウントの新常識
1~2年前くらいから「長く使ってるアカウントには信頼性がある」といった意見を見るようになりました。
数年前でしたら「ジャンル移動する時にアカウントを作り直すのがマナー」のような空気を私YAYAは個人的に感じていました。
けれども、ここ1~2年でその空気が薄れつつあります。
おそらく「文章や絵を書き慣れてる/描き慣れてるのに、できたばかりのアカウントなんてなんだか怪しい」という感覚を持つ人が増えてきたせいでしょう。
ジャンル移動のたびにアカウントや名前変えること=よからぬ活動方法の人・旬ジャンルばかりをすぐ移動してる人、というイメージがついてきたからに他なりません。
もちろん心機一転で全てをリセットをしたいからと新規アカウントを作る人もいると思います。
が、その行動は要注意です。
リセットできたと思っているのは自分だけかもしれませんし、リセット癖がある=メンタル不安定な人と考えられてしまう風潮があります。
これも同人の世界に限った話ではありませんね。
当noteの過去記事では、「面倒事があればアカウントを新規に作り転生してしまうのも手である」と記載したことが記憶にあります。
昨今では、その度重なる転生は忌み嫌われる可能性があると意見修正をさせてください。
1度作ったアカウントは大事にしていくのが昨今の風潮です。
それが良い悪いではなく、世の中がそういう空気になってきたことを把握しておきましょう。
これは、まさに表立って語られることがない「Twitterアカウントの新常識」と感じています。
④同人女つけておくべきは精神力・文章力・普段の行動
綺麗事抜きに言えば、もめ事が起こった際に武器として必要になるのは味方の数と世論です。
これをどうつけておくか。
それを考察しました。
まずは「精神力」。
①・②で記載した通りです。
命に関わることでもなし堂々をしていることです。
堂々としていることこそが、自分の正義を後押ししてくれる重大要素です。
そもそも、オタク世界はメンタルが弱い人たちが多く集まっている場所。
よく同人仲間の間で「あの人メンタル強すぎだよねー羨ましい」などの声を耳にすることがあります。
けれども出勤先の会社内や親戚の集まり、ネットならばyoutuberや芸能関係等。他の世界のことも思い出してください。
もっと過酷な状況下で精神を奮い立たせている人たちは数多くいます。
こんなに偉そうに文章を書いている私YAYA自身、メンタルよわよわ人間です。同人世界の中でも相当弱い方だと自覚しています。自己肯定感も低いです。このままでは同人関係ない場所じゃさらにまずいぞ…とも真剣に思っています。
メンタルを強くする方法はいろんな人が教授しています。動画だったり、本だったり今はいろいろありますね。
自分にできそうなものから取り入れて改善していくことは無駄ではないと考えます。
日常生活でも、年を取って老人ホームに入った時でも、「メンタルの強さ」は生涯に渡って必ず必要になってくるものだからです。
2番目は「文章力」。
多数の人に発表したいことがある場合、話をまとめる力が必要になります。
「自分の気持ち」ばかりを記載してしまったり、ダラダラと長い文章にしてしまうのは読む側の人の気持ちまで萎えさせてしまうので考えものです。
簡潔に解りやすく終わらせるのが最良ではないかと感じています。
例を言えば、会社のプレゼン・引継ぎ資料のまとめ等と同じです。
学生であれば学級日誌など懐かしいものが思い出されます。
ああいったものも、大人になってからの文章力の基礎になるのではないでしょうか。
文章に自信が無い人の場合は、仲の良い第三者に代筆してもらうことも視野に入れましょう。
個人間のやりとりメールではお気持ちを書きこむことも女性同士時には必要ですが「多数の人に発表する文面」ということになれば内容は変わってくるはずです。
その辺りに注意し、作成していきましょう。
そして地道ではありますが最重要だよなと思うのが「普段の行動」。
Twitter記事でこんなものがありました。
「悪い噂が広まった時、その噂を信じる人がどれだけいるかは普段のあなたの行い次第」だと。
確かに、日ごろから発言がまともそうな人ならば「あの人がそんなことを?すぐには信じられないなあ」となります。
逆に、発言が普段から支離滅裂な人だと「あの人ならそういうこともあるかも!」と人は思ってしまいます。
文章からだけではありません。
イベントでの挨拶をはじめとした対面での交流、一緒にした食事、なにかを手伝ってくれた、愚痴を優しく頷いて聞いてくれた、等。
普段のあなたの行動が、逆境になった時に守ってくれます。
家でも会社でも同じかもしれませんね。これもまた同人以外の交流でも通ずることです。
普段の行いは「自分のためにも」改めていきましょう。
⑤争い事は一瞬で終わらせるのが理想
「孫氏の兵法」を解説していた動画から得たにわか知識なのですが
「長引く戦争は、正義だったはずの側にも影をもたらす」
とのこと。
戦いが長引くと正義側にもボロが出やすくなる、との内容でした。
確かに長引きだした数々の炎上案件を見ていると、それまで絶対正義だったはずの側にも「でもあの人もこういう悪いことはあったよね?」といった意見がちらちら出てくるのです。
また「正義側の人間のがじつは悪だとしたらこの騒動もっと面白いんじゃない?」という逆ばり考察オタクの人たちにも引っ掻き回されてしまいます。
長くもめ事を続けることは正義側であったとしても避けた方が無難です。
どうしても続けなければならない場合もあるでしょうが「一発でしとめる」「短期間で終わらせる」「余計なことは第三者からゴネられても言わない」ことが重要かもしれません。
第三者向けに声明文を出したなら、そのひとつで公に出す文面は終わらせる。長引かせない。
当事者ではない第三者からの質問には答えない。
これは徹底しても良いと考えます。
そうしなければ、上記でも書いたように第三者にエンタメにされてしまうからです。
正義だったはずの側にも「でもあの人も随分攻撃的じゃない?」「これはオーバーキルじゃない?」といった反感の意見も出てしまうからです。
できることならば第三者に知られることのないような水面下で全てを終わらせるのが一番理想です。
理不尽な事が自分に降りかかった際、どうしても人は「聞いて聞いて!こんな酷いことがあったの!」と言いたくなってしまいます。
けれど、それを大きく周りに言うということは同時に「理不尽な事をした相手」の立場を下げる行為であることも忘れてはいけません。
こうなると巷で言われる「炎上の火種」となります。
どっちが正義だ、どっちが悪だ、けど正義側にも落ち度はあった…などなど。学級会をされてしまいます。
こういう状況こそ一番避けたい状況なのではないでしょうか。
正当性の主張も時には必要かもしれません。
けれども可能な限り水面下で全てを収めることが最善です。
過去記事にも記載しましたが、この令和の時代、ネット炎上しても得することなんてほぼありません。
味方をつけたと思ったのもつかの間、こっちが今度は叩かれる側になんてこともたくさんあります。
余談になりますが、「孫氏の兵法」はあざとい戦闘方法も含まれてはいるものの、ビジネス分野においてかなり参考となる内容が多いと感じていますので、お勧めです。
興味のある方は、youtubeでの解説動画もたくさん出ていますので視聴してみてください。
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いかがだったでしょうか。
私YAYAは昨今の複数の炎上でどなたの肩を持つつもらりもありません。なぜならば第三者だからです。
本当の真実は当人たちの間でしかわからないことも多いでしょう。
表に出ている事だけが全てだとも思いません。
そこに意見を言うのは野暮です。
炎上から第三者が学ぶべきことは、自分だったらどう対処すべきか・どう動けば良いかをシミュレーションし対策を立てることくらい。
冷たく聞こえてしまうかもしれませんが、火種からは常に一歩引き、各自万が一自分の身に降りかかってきたらどうするかを考えることです。
地震災害対策と同じです。
今回の記事は、今不安を抱え同人活動をしている人たちに届けば幸いです。
少しでも心のざわつきが落ち着くことを願っています。
副業で同人活動をうたっている当noteですが、そもそも楽しく活動していなければ意味がありませんよね。
気が乗らない副業や気が乗らない趣味活動は人生の無駄でしかありません。
そして心が痛む出来事を見たとして、同調しメンタルダウンをするより「なるほど、こういうこともあるのか、自分ならばこう対策しよう」と他者は他者、自分は自分と線引きをすること。
これはオタク活動だけではなく、世の中全ての出来事に関して大事なことだと考えています。
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