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「検索の順番を変える」という発想転換。


小学校の時に、こんな問題を見たことがあるかもしれない。

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Q:9個の点を通る4本の直線を一筆書きで描きなさい。



当時自分も分からなくて、答えを見たらこんな感じでビックリした。

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「無理だ分かるわけない!」そう思った。特に青丸で囲んだ部分が無理だ。

こんなアクロバティックな答えは天才にしか思いつかないので、答えを暗記するしかないなと当時は思っていた。

でも今は違う。ちゃんと解き方のアプローチがあったんだと気づいたのだ。



この問題で満たすべき条件は3つ。

四本の直線
一筆書きができる
9個の点を通る

今まで自分は「一筆書きできる4本の直線を描きながら、それが9個の点を通らないか」というアプローチを取っていた。

つまり「一筆書き→4本の直線→9個の点を通る」という順序で答えを探してきた。

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こんな風に。

でも、それじゃ赤丸で囲んだ"天才的な"発想は出てこない。


だったら「9個の点を通る4本の直線のなかで、一筆書き可能なものはないか」というふうに探す順番を変える必要がある。


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そうすると答えに比較的簡単に辿り着ける。解答は4本の直線を引いてるうちに勝手に現れるので、"天才的な発想"ではなくなる。



条件を絞る順番を変えても出てくるものは同じだと考えがちだが、該当する全てのものを隈なく検索するのは難しい。

だからこそ、検索順番を変える事で探し出せるものは変わってくるはずだ。

今回はクイズ的な問題を例に挙げたが、この方法は他の事にも使えると思うので、是非やってみてほしい。

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