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五十肩と歩行機能の繋がり

肩の問題での経験則

良く五十肩や酷い肩こりのクライアント様にありがちな歩様変化、今日はこのお話について書いてみたいと思います。


今日のお話はエビテンスより経験則と言う観点からなのでそのおつもりで読んでいただければ幸いです。


肩が痛いと歩様が変わる

本題ですが、肩の問題で特に五十肩は肩甲骨の動きから上腕動作まで痛みを伴い制限が掛かります、その制限も自己防衛機能からの「痛み」として動かさない制限を掛けている場合もあります。


しかしながらヒトの動作の中で「連動」は欠かせないエッセンスです、その中で歩行も同じことが言えます、ウォーキングが日課のクライアント様によく聞かれますが、正しい歩行は「腕を振って歩く」事をメインテーマとされている事も伺います。

歩行時:体幹の回旋からの肩甲骨の位置に連動して上腕も内外旋と前後に振れる

間違いではないのですが・・実は腕を振る前に「肩甲骨が後傾から前傾の際に上腕は後方へ下がり内旋」「逆の肩甲骨が前傾から後傾の際に上腕は前に振り出し外旋」連動動作します、一度五十肩をご経験された方は分かると思いますが、歩行時にも肩へ響く痛みに繋がるご経験があると思います


つまり五十肩を患うと内外旋痛をかばい上手く歩けなくなると逆の発想だとあり得ますしもちろん慢性的な肩こりにも動きの制限因子があり考える所はあります、だから腕を振ってと言う前後の動きが余計に起こし推進力に変えるので目立ち意識するところかなぁ・・などとも考えたりもします。


ヒトの捩じれ(左右差高さ)は回旋運動から始まる

ところでヒトの身体の左右高低差さは「回旋運動」から生まれます、片方に捩じれる側屈方向もあるかもしれませんが、基本的左右回旋により関節面の形状から高低差が生まれます、例えば体幹を左回旋させると右肩が下がり左肩が上がります、実は骨盤も上下肢や頭蓋までも同じように動きます。


ヒトの動作は常に複数の成分で動きます、なのでなかなかクライアント様のお悩みを伺っても見つけにくいところもありますが、基本的かつ必ず起こる微細で付随する運動を無視してはセラピストの仕事は困難とも言えます。

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