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日本人が消える国

日本の人口減少問題という報道が増える中、ついにワシントンポストが「日本は移民を嫌うトランプ主義者の楽園だ。そして、死に向かっている」という問題の核心を突く記事を書いているのを目にしました。

日本には空き家が800万件以上あり、地方の村が消えていき、街や郊外の住宅地は”瀕死のコミュニティ”になっている。この空き家問題は先進国において増加傾向にあるが、空き家に新しい住人として移民を迎え、新たなコミュニティを作り街を死なせない取り組みを政府が行なっている先進国が殆どの中、日本は違うんだ、と指摘しています。「日本に来て働け」と言う割には、「その家族は来るな」と言い、ビザの申請頻度を上げ複雑化し、更には家を借りようとすると”外国人だ”と差別されるのに、政府は何もヘルプしていない。

そして日本は、化石化している1950年代の男女の性別による役割分担に縛られて、ついに世界で最も女性が子供を持たない国の1つになった。

記事の最後は、「アメリカは選べる。同質性と多様性のどちからかを選ぶ事は、決定的に重要であると日本が証明している。同質性はただ衰退に繋がるが、多様性には少なくとも活気と繁栄のチャンスがある。あたたはどちらを選びますか?」と締めくくられていました。

アメリカでも人口減少問題で苦しんでいる地域は多いようなのですが、調べてみると実際に人口が減少しているのは、郊外や農村部の過疎地に集中していました。国境を閉鎖して移民を追い出そうとしている地域、つまりトランプ政権の支持地盤に集中していました。

遠い2つの国で起こっている問題の根底にある感情が同じなのだとすれば、多様性と同質性の問題のどちらにつくか選ぼうとする意識が高くなればなるほど、日本はもっといい国になれるチャンスがまだまだ散りばめられているんじゃないかな?と思わずにはいられません。

意識は高い方が、いいに決まっている。


Bibliography:トランプはアメリカは満員だと言っているが、沢山の地域が正反対の問題を抱えている

https://www.washingtonpost.com/opinions/2019/08/29/japan-is-trumpian-paradise-low-immigration-rates-its-also-dying-country/



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