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やつやなぎ
2021年7月15日 12:20
InstagramのDMからお問い合わせ頂きました。普段よく使っていらしたという茶筒、天と底の剥がれや蓋を被せる部分の皮にヒビが入り割れています。お直し前山桜の皮は、一度縮んでヒビが入ってしまうと、どうしても隙間が開いてしまうため、今回は天と内側の胴の部分を張り替えました。お直し後茶筒の外側の胴の部分はそのまま磨き直しを。樺細工の茶筒は光の当たり具合によっていろんな表情を
2021年7月13日 16:33
お直しを依頼される方は、こちらから伺う前に皆さん理由を教えて下さいます。新婚の時に角館を訪れて購入した品、気に入って使っているものだから長く使いたい、亡くなったご家族が大切にしていたものだから...。写真の煙草入れは亡くなられたご家族が大切にしていらしたもの。お直し前あらゆる物が溢れ、安価でそれなりの品を新品で手に入れることができる時代です。手放す、という選択をな
2021年7月13日 16:27
「家に古い樺細工の硯箱があり修理できますか?」とDMでご相談頂きました。写真を見ると、立派な台付の硯箱です。お直しのご相談で嬉しいのは、見たことのない古い樺細工を見られること。当然ですが年代が古いものになればなるほど、お直しも難しくなります。修理前の硯箱桜皮自体がパリパリと剥がれることがあるためです。今回のお直しでは、表面のフキ模様の下の樺に空気がはいって凹凸ができており、右を抑える