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本の棚 #55 『ノンデザイナーズ・デザインブック』

『ノンデザイナーズ・デザインブック』
ロビン・ウィリアムズ

デザインってやつは、思っているよりも身近にある。

コンビニで買う飲み物のパッケージも

電車の中吊りポスターも

携帯で眺めるWEBサイトも

毎日読む本の表紙も

誰かがデザインしたものである。

それらを意識的に見ることは

ぼくは好きで、ずーっと眺めてることがある。

世の中にはたくさんの情報があるけど

たぶん良いデザインと呼ばれるものは

埋もれない、つまり人に届く確率が高い

同じ情報量であってもそこにデザインという要素が

あるか、ないかでは雲泥の差だ。

ではその良いデザインの原理原則はなんだろう?

そう考えていて、勉強したいなぁと思っていたら

「まこなり社長」がおすすめしていた本書。

タイトルのとおり

デザイナーでない人のためのデザインの教本

何度も読み、実践しを繰り返すことで

学校にいかなくても、そこらへんの人よりは

良いデザインのものを生み出せる気がする。

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4つの基本原則

コントラスト(Contrast)


ページにおもしろみを作り出すために使う。

大切なことは

2つの要素をはっきりと異ならせること

太字と細字、黒と白、

フォントサイズもそうだ。

中途半端な差ではなく

明確に異ならせるというのがポイント。

異ならせることをおそれると…

それは伝わらないものをつくるのと同義だ。


反復(Repetition)

同じ要素を続けることで一貫性をもたせる。

書体、図、線、色など

そうすると一体化と視覚的なおもしろみが出る。

ある意味で暗黙のルールを相手に伝えるもの。

バラバラに見えて実は一貫性がある

素敵な空間ってそんなものかも。

整列(Aligment)

なんとなく使う「中央ぞろえ」は要注意。

あえて意識的に使うのはいいけど

初心者は中央ぞろえ禁止でもいいかも、とのこと。

はい、禁止します。

それに比べて右ぞろえ、左ぞろえのほうが

強い線が表現できて安定感がある。

強いラインを意識することで

一体性と組織化が感じられる。

整列はデザインに信頼感を与えるんだ。

近接(Proximity)

近くにまとめることで関係があることを意味する。

関係があるものを近くに集めるとも言えるか。

また空白(文字の周囲の空間)の使い方で

組織化するという方法もある。

これらは情報伝達の速度を飛躍的に向上させる。

文字でいっぱいのノートは振り返る気にならない

みんなに人気のノートはうまく空白、余白を

つくってあって、それでいて寂しくない。

本書にはまだまだ実例も含めて

たくさんの有意義な情報が記されている。

カラーの組み合わせによる効果についても

かなりわかりやすく噛み砕いてある。

「デザインを意識的にみてみる」

この本からの一番の学び。

最後に…カタカナでこの本のタイトルを書くと

めちゃくちゃださいな。

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#ポスター #ロゴ #広告 #ロビンウィリアムズ

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