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本の棚 #222 『フロー・カンパニー』

今日の朝、4歳の息子がコーンフレークを

食べていた。

パンを食べたあとのコーンフレーク。

半分ほど食べてからおしゃべりを始めたので

「まだ半分もあるよ」というと

「違うよパパ、もう半分も食べたんだよ」

と返ってきた。

なるほど、視点によって捉え方は違うよな。

そんな気づきを得られる朝であった。
(そのあとお腹いっぱいといって残してた)

さて、フローカンパニーという著書について

どこで知ったかは覚えていないが

携帯のメモに記録してあったので買った。

やはり記録しておくことは大切だ。

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「今日も、よい心の状態でいこう」

「揺らがす・とらわれず」

ストレスフルな状態はこの逆だ。

結果ばかりを気にしてしまい

あらゆることに心が揺らぎ

環境にとらわれてしまう。

これでは結果がでないばかりか

精神や身体を壊しかねないだろう。

いつも良い心の状態に整える力

これが正のスパイラルを生み出す。


この世には絶対的に正しいといえるものは意外なほど少なく、あるのは相対的な違いである。

本を読んでいて感じるのは

太字や大きな文字になっていないような

何気ない一文のなかにこそ

真理があるのではないか、ということだ。

この一文はまさにそれだと感じた。

心の在り方に唯一無二の正解はない。

おおくのことに算数のテストのような

答えはないのだ。

これがわかっているようでわからないから

苦しむ人が多いように思う。


ビジネス界はスポーツ同様、それ以上に結果を重視しているはずであるにもかかわらず、あまりにも心の存在を置き去りにしてきた。

スポーツの世界とビジネスの世界では

たしかに前提が異なるところもある。

だからといって全く違うものでもない。

むしろどんどん近づきつつあるとすら

著者は話している。

パフォーマンスを高くするためには

心の存在は無視できない。

機械ではなく人間なのだから。


「フローとは、状況に即して、自分のパフォーマンスを最適・最大・最良・最高に発揮できる心の状態」

特にシチュエーションごとに

「最適」であることが重要ポイントだ。

フロー状態といってもたった一つではない。

試合に臨むときのフロー状態と
(興奮、集中)

お風呂に入るときのフロー状態は違う。
(リラックス、無想)

あらゆるシーンでフローを意識することで

よい時間を過ごすことができる。

また心を乱す要因として著者は

「環境、経験、他人」をあげている。

ここで大切なことは

だれも、なにも、自分の捉え方や反応は 

本質的には操作できない、ということ。

これは7つの習慣、第一章を参考ください。


心の状態がよくなれば、パフォーマンスは上がる。不確実性の時代に、これほど確実なものはない。

フロー状態に入るとパフォーマンスは

あがる。これは確実なことだ。

多くの人が子どものときには

この状態を経験しているはずなのに

大人になると再現できなくなるのは

なんてもったないことなんだろう。

不確実性の時代のなかでも生き生きとして

生きていける、それはぼくらには

心があるからだ。


結果より変化を見る

自分をフローにするときだけでなく

人をフローに導くときにもこれが重要だ。

過去から現在までの変化=成長と

現在から未来への変化の可能性をみる。

人と比べて私の結果はこうだ…

と落ち込んでいるならば

その感情は否定はしない。

しかし注目すべきは自分の変化幅だ。

その視点を持つことができれば

昨日よりも良い今日の自分に気づき

明日の自分が楽しみになる。

ぼくはそれを応援する。というのが

最近のぼくのスタイルになりつつある。

期待はせずに、応援する。

だって主役はあなたなんだから。

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#推薦図書 #揺るがず #とらわれず

#可能性 #変化 #期待より応援  

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