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本の棚 #218 『会社員3.0』

会社員、サラリーマンということばが

いつからかネガティブなイメージを

もつようになっている、気がする。

では起業したらかっこいいのか。

みたいな話になりそうなもんだが

サラリーマンもスタンス次第で

かっこいい感じになるよ、と自信を

授けてくれる一冊である。

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会社員=(拘束されていても)自由で楽しい

著書では「会社員3.0」を

自分に正直に、会社の中で自由にやりたいことをやっていく会社員

と定義している。

ちなみにどんな段階なんだよ、となる方へ

会社員1.0
会社の命令で生活のために働く

会社員2.0
高給と権限を求めて社員同士で競争する

会社員3.0
会社と対等に自由に働く

もうこれは3.0を目指していきたいものだ。

そのためになにが必要なのか

どんな姿勢が大切なのか。


仕事のカスタマイズ4つのポイント
①最初に与えられた(つまらない)仕事が含まれていること
②自分が面白いと感じられること
③カスタマイズすべき理由に大義があること
④実行可能性があること

面白い仕事はない、面白くする人がいるだけだ

結構このことばは好きだ。

ただし①を確実にクリアしておかないといけない。

そして③で経営層の感情に訴える。

④にはロジカルシンキングとデータは

必須だろう。

基本戦略は、大義・ビジョンで感情を動かし、実行プランを説明し、相手にしゃべってもらい、「なるほど!」と頷きながら、プランを修正していく。

承認という状態は、全員が賛成するというよりは、「反対がない(黙認)」というレベルで実現される。

これは目からウロコだった。

大半が賛成の状態だと思っていたが

現実的にはこうらしい。

反対がない、黙認状態をつくりあげる準備は

様々な人からのフィードバックを取り入れ

磨きをかけていくことがポイント。


世間から見ると、どんな会社であれ、あなた個人に比べると圧倒的に付き合うメリットがあります。

これは独立したらほんとに思うんだろうなと感じる。

うちの父親も会社を立ち上げる際の資金を

借りることに大変苦労したそうだ。

会社のメリットは思ってるよりも大きい。

さらに

当たり前すぎて見落とされがちですが、人材というリソースをタダで使えるのは会社員の特権です。

この特権を認識し始めたのは

最近部署を横断的に、横串を通すような

そんな業務に関わるようになってから

余計に感じるようになった。

会社は様々なタレント(才能)の集まりで

所属している間は、結構フリーに

使える、と言ったら失礼か。


僕は、人生のあらゆる時間の中で「人を疑う時間」ほど無駄な時間はないと思っています。

性善説、性悪説、どちらが正しく

どちらが誤っているということではない。

どちらのスタンスで生きていくか

それを選ぶのは自分だ。

疑う時間にどれほどの労力がかかっているか

数えたくもない。それもまた時間の無駄だ。

基本スタンスは、人は皆善良である。としたい。

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