見出し画像

本の棚 #117 『貧血大国・日本』

『貧血大国・日本』

放置されてきた国民病の原因と対策

山本佳奈

何を隠そうぼくは貧血だ。

小学生あたりまでは月に一度は

頭が痛くなったり、目の奥あたりが痛くなり

ときには吐き気を催すほど。

しかし特に改善しようという気もなく

中学生以降は症状もほぼなくなった。

今では年に2〜3回ほどそんな症状が

出てくることはあるが

そこまで深刻ではないと勝手に考えている。

できることなら改善したい。

そんな人は山ほどいるのではないか?

−−−−−−−−−−−−−−

我が国でもっとも多いのは「鉄欠乏性貧血」

鉄が不足している…

そんなの意識したことはない。

よく「レバーを食べたらいい」

とはよく言われるが、さすがに

そんなにレバーを食べたいとは思わない。

不定愁訴とは?

何となく体調が悪い
頭が痛い
イライラする
疲れがとれない

これらの症状のことを「不定愁訴」と呼ぶ。

病院にいくほどでもないけど…

なんだかつらい。

そんな症状である不定愁訴は

貧血との関係性が深いらしい。

「酸素の運び屋」としての鉄

なぜ鉄が大切か。

それは体内の隅々に酸素を運ぶ役割

鉄が担っているからだ。

だから鉄が不足していると

身体の各部位が酸欠状態になるため

十分な機能を発揮できない。

「食品によって含まれている鉄のタイプが違う」

「とりあえず鉄を摂取したらいいんでしょ」

というわけにはいかない。

ヘム鉄非ヘム鉄があり

ヘム鉄のほうが吸収率が高い。

いわしのにぼし、シジミなどの魚介類、

レバー、馬肉、牛ヒレ肉などの肉類、

レバーに関してはヘム鉄だけでなく

造血に必要な要素がたくさん含まれている。

非ヘム鉄には、豆類、抹茶、藻類など。

注目すべきは海苔!

著者は、鉄分が不足しがちな妊婦さんに

海苔を摂取することをおすすめしている。

鉄の吸収を妨げる食べ物のあるようだが

あまり気にしすぎるとそのストレスで

健康を害することになりそうなので

ここでは無視することにする。

明日はレバニラ炒めにしよう。
(全く貧血ではないが)

−−−−−−−−−−−−−−

#推薦図書 #健康 #貧血 #国民病

#予防 #山本佳奈

この記事が参加している募集

サポート頂いた分は全て書籍代として本屋さんに還元します!