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本の棚 #181 『ブランド力』

ブランド、と言われてイメージするのは

どんなことだろうか。

百貨店に入っているお店…

なんとも頭の悪そうな答えをイメージする自分に

特大のゲンコツをお見舞いしてやりたい。

「高級」だからブランド、でもなく

「有名」だからブランド、でもない。

なんなんだ、ブランド力って。

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マーケティング=I am smart.
ブランディング=You are smart.

マーケティングとブランディングを

混同することが多いようで
(ぼくはどちらもよくわかってない)

簡単に言えばこういうことらしい。

マーケティングは「自分は〇〇だ」

それに対して

ブランディングは「あなたは〇〇だ」

そうか、向きが違うのか。

どう見られるか、感じられるか、

そんな観点がブランディングなのか。


企業のエッセンスは社員の行動に表れる

いくら良い商品やサービスがあっても

いくら素敵なコマーシャルを流しても

最終的にごまかせないのが人。

対応するスタッフ

届けてくれる配送員など

デジタル化が進んだとしても

まったく人が介在しないということはない。

むしろ今のところはマシンよりも

人のほうが効率がいい点も部分的にはあるし

Siriではなく人に聞きたいという人もいる。

そんな中で「人」はそのブランドをつくる

大切な構成要素の一つだと言える。

ブランドをつくりたい、と思うなら

まずは自分の在り方を見直すことから。


社員は直属の上司に将来を投影する

ブランディングにおいて

外に向けたアプローチだけでなく

社内に向けたアプローチも必要だ。

従業員に愛される、大切にされる、

そんな企業が本物のブランドをつくる。

働いている人がいきいきしている、

そんなお店にいったことはないだろうか?

反対にどんよりした空気を醸し出している

そんなお店にいったことは?

働いている人がその空気をつくり

お客様はそれを直感的に感じている。

ではどんなときにいきいき働けるのか。

明るい未来への希望をもっているとき、

といえば言い過ぎだろうか。

そしてその希望は社長の姿や言葉ではない。

最も影響度が高いのは

直属の上司なのだ。

部下は上司を見て「数年後こうなるのか」

と考えるということだ。

その上司がどんよりモードならば

部下は明るい未来を思い描き

いきいき働くことが困難になるだろう。
(もちろん例外はある)

社内ブランディングあっての

ブランディングでなければ

ぱっと咲いて、ぱっと散るみたいな

一発屋になるかもしれない。
(一発屋当てるだけでもすごい)

そんな視点をもちながら

ブランドについて考えていきたいし

自社を「こんなブランド」と言われるような

会社にしていきたい。

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