見出し画像

2020 出雲一人旅#5「ご褒美」

出雲一人旅2日目

出雲大社(いづもおおやしろ)には、神様の宿舎とされる東十九社の隣に「釜社(かまのやしろ)」があります。

御祭神は、宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)で、保食神(うけもちのかみ)とも呼ばれ、食物全般にわたっての主宰神とされます。稲荷神社に祀られている神様ですね。

境内をのんびり歩いていると、釜社の扉が全開になっていて、警備員の方がいました。

「何か、あるんですか?」と尋ねると
「昨夜、『古傳新嘗祭』という神事で使用した、御神体の『釜』をお納めします」とのこと。

私が警備員さんと話していると、神職さんたちが、白い布で包まれた『釜』を運んでこられました。数人の神職さんが、お社の中に御神体の『釜』を納める様子を、一番近くで見させてもらいました。

「釜社」に祀られている『釜』を近くで見て(布に包まれてはいましたが)、感じることができて、朝からとても幸せな気持ちになりました。

実は、私には『優秀なナビゲーター』がいます。私自身も神社ナビゲーターを名乗っていますが、神社ナビゲーターの私にもナビゲーターがいるのです。少々ややこしい表現ですが。

私についている『優秀なナビゲーター』の龍神は、タイミングを合わせるのが得意で、私がどんなことで喜ぶかをよく知っています。拝殿前に到着した途端に、ご祈祷や御神楽が始まることがよくあります。また、人との出会いも、そのタイミングの良さに驚くことがよくあります。

今回の御神体の『釜』を納めるのも、神職さんたちが釜社の前に来るときには、通行止めになっていたので、5分ズレていたら、お社の目の前で見ることはできませんでした。もう少し、早めに来ていたら、気づかずに通り過ぎていたでしょう。

今回の話は、「気付き」に通じる神様のメッセージではなく、神様の歓迎のサインや、ご褒美をいただく、『神社参拝は楽しい』という私からのメッセージです。もちろん、神様に会いに行くときは、しっかり準備をして、真面目に参拝して欲しいのですが、神様に喜んでもらえると、いわゆるご利益とは別に、ご褒美がいただけます。

あなたも、『神様に歓迎される神社参拝』を、ぜひ目指してください。

いつもありがとうございます。
見えない世界を伝える神社ナビゲーター
市口 哲也

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?