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2020 出雲一人旅#15「美保神社の龍神さま」

出雲一人旅3日目の午後

出雲大社(いづもおおやしろ)の神在祭を満喫し、数年振りにお世話になった方と再会したり、「八雲」の出雲そばをいただいたり、と色々あって、名残惜しさを感じながら、出雲大社を出発しました。

例年なら、美保神社に真っ直ぐ向かうところですが、この旅で出会った方が、何度も「佐太神社(さだじんじゃ)」のことを話していたので、数年振りに参拝しました。こちらでも神在祭が行われていて、境内は華やかな雰囲気に包まれ、参拝して良かったと思いました。神様からのメッセージは色んな形で届けられます。

そして、毎年、出雲の旅で最後に参拝する「美保神社(みほじんじゃ)」へ。

拝殿前に到着すると、神職の方と巫女さんが、ご祈祷の準備をされていました。こちらの拝殿は屋根が高く、祝詞を唱えると、声が響いて気持ち良いのですが、ご祈祷の準備中なので、少し遠慮がちに祝詞を奏上して、ご祈祷が始まるのを待ちました。

巫女さんの神楽舞も見せていただいて、毎年タイミングを合わせてもらえることに感謝しました(昨年は夕方の薄闇の中、拝殿前に着いた途端に神楽舞が始まりました)。本殿裏のお社にも参拝し、ちょっとドキドキしながら、御霊石(おたまいし)に宿る龍神さまに、ご挨拶に行きました。

出雲の旅で、毎年、最後の締めくくりに、ご挨拶する龍神さまです。昨年は、サプライズを仕掛けられました。その様子は、私の著書『龍神さまに呼ばれる神社参拝 龍神さまとご縁を結ぶ作法を学ぶ』にも書いています。

今年も何かサプライズがあるかもしれない、と期待半分、不安半分の気持ちで参拝しました。龍神祝詞を唱えると、すぐ目の前に龍神さまが降りて来て、ビリビリとエネルギーを感じ、熱も感じます。

しばらくその場に居たかったので、御霊石の横に回り込んで、他の方が参拝できるように正面を空けました。昨年のことを振り返りつつ、龍神さまとの交流を楽しんでいると、白いコートに、白っぽい服装の女性二人組が参拝しに来ました。

白装束や作務衣ではないので、神社関係者や巡礼の方ではありません。一般の方ですが、神社に参拝するときは白い服装が良いと教えられて、そのようにしているのかなと思いました。雰囲気は、三歳社で出会った方々に似ていました。

その女性二人組は、御霊石に手をかざし始めたので、エネルギーを感じているのかなと思って見ていたのですが、私のすぐ目の前にいる龍神さまのエネルギーには気付いていない様子でした。感じている風ではありますが、ちゃんと感じようとはしていないようでした。

その後、その女性二人組は、龍神祝詞を唱え始めました。何も見ずに唱えているので、しっかり覚えて、普段から練習しているのでしょう。覚えた文面を読んでいる、という感じではありますが、女性が唱える龍神祝詞を、龍神さまが喜んでいるのか気になりました。

すると、今まで目の前でエネルギーと熱を発していた龍神さまが、ふっと居なくなりました。あれっ、女性の近くに行ってしまったのかな? と思ったのですが、そちらにも居なくて、龍神さまは上空に居ました。

そして、女性二人組が立ち去ると、再び私の目の前に戻ってきました。えっ、避難してたんですか? と思ったのですが、詳細は分かりません。今年のサプライズは、静かなものでしたが、インパクトがありました。

龍神祝詞を唱えれば必ず喜んでもらえると思っていたのですが、誰でも良いというわけではないようです。これは私が感じたことですが、やはり「何のために」参拝し、「何のために」龍神祝詞を唱えるのか、ということを伝えるための「龍神さまからのメッセージ」だと考えています。

三歳社での出来事も伏線となっているのですが、あなたの参拝目的や願い事は、神様があなたのことを歓迎し、あなたを応援したくなるようなものですか? ということを問われているのだと思います。

いつもありがとうございます。
見えない世界を伝える神社ナビゲーター
市口 哲也

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