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若者が政治離れをしているのではなく、政治が若者離れしているかもしれない

今日も一日お疲れ様です。
毎回選挙の度に、話題となる若者の投票率。

選挙前後になると、若者の投票率が低いということを報道されます。

下記は総務省の統計データです。


この若者票によって、追い風になる人もいれば向かい風になる人もいるという話題を耳にします。

皆様は10代、20代の頃、政治に関して興味関心が高かったでしょうか。

当時自分が10代、20代だった頃、自分と同じ世代の仲間は、政治に興味関心が高かったでしょうか。

政治の話を仲間とすること自体、口にしてはいけないような空気はなかったでしょうか。

周りに政治の話をしちゃいけないよと注意された事はありましたか。

多分、政治の話をしてはいけないよと指導を受けた人は少ないと思います。


指導を受けていないのに、なぜ政治の話をするのはタブーのように感じるのでしょうか。

その空気感を作っているのは一体誰なのでしょうか。

この空気感があるのを感じているのにも関わらず、若者に対して投票に行かない事はいけないことだと感じさせるコメントを選挙前後の報道で目にします。

投票に行かない若者からすれば、このような話自体、そもそも自身が分かっているのではないでしょうか。

自身が把握している中で、この課題に対して、フォーカスする話をすること自体がナンセンスと感じる若者も少なくないと思います。

そもそも今まで政治に関心がなかった人たちが急に選挙前に投票に行くことが正義であるようなテーマを掲げられても、それはハードルが高い話、もしくは余計なお世話となりがちだと感じます。


本当に投票に行かない事は若者の責任なのでしょうか。

議員になって一年。

確信的に感じたことがあります。

政治活動や議員の活動が問題だと思っています。

なぜなのか。

例えば、議員と一人一人の住民の距離感はどうでしょうか。

一人一人の住民の要望を議員が解決しようと活動してくれたのか。

または解決してくれたのか。

これは寄り添ってくれたのかという意味になります。


やらないよりはやった方がいいと思いますが、選挙前になってから急にこの人は選挙前だからこの活動をしているんだなという取り組みを始める方もいらっしゃいます。

その取り組みを見たり、聞いたりした地域住民は、『選挙前だからこの活動をしているんだな』と捉える方もいらっしゃいます。

なぜこのように感じるのか考えた事はありますか。


それはその人に対して、不自然さを感じるからではないでしょうか?


今まで当たり前にやってこなかったことをこのタイミングでやっている。

だから不自然さを感じる。



では一方、定期的に政治活動を精力的に取り組んでいる議員がいたとしましょう。

この人が選挙前にさらに新たな活動を取り入れたとしましょう。

この人の取り組みを不自然と感じる人が多いでしょうか?

それとも自然と感じる人が多いでしょうか?

更に気合いが入ってきているな!頑張っているな!と感じませんか?

不自然な物事に対して、人の心は離れていくものです。

これは選挙に限らず、そうではないのかなと個人的には思います。

逆に自然なものになれば、人の感性は少しずつ動かされます。



こういったことから、若者が政治から距離を置いているのではなく、政治が若者から距離を置き始めてしまっていませんか?

だからこの若者の投票率が低いという事はある意味、世の中をうまく表している行動であり、自然な流れなのではないかと感じます。


若者の先輩である人たちは、投票率について若者を責めるのではなく、地元の政治に対して目を向け、政治に関わる関係者へ、時に優しく時に厳しい言葉を伝えることも大事だと感じます。

日頃からあなたたちが若者に寄り添うべきだと。

一例までに、政治ではないテーマで似た例を挙げます。

僕は小さい頃、少年野球のチームに入っていました。
少年野球のイベントでプロ野球選手と触れ合う機会がありました。

今でもこの時の出来事を覚えています。
今でもその選手に好意を抱いています。

なぜこのような気持ちになったのか振り返ってみると共通するのが、

『手触り感』

です。

若者だけに限らず、手触り感のある政治活動をしていれば、自然と投票率も全世代で上がるのではないのかなと感じます。


以上が、若者の投票率に関して感じたことになります。

皆様はこの件に関してどのように感じますか?




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