見出し画像

online 話奏会(わそうかい) 左手が繋ぐ、音楽のある世界

このご時世、
演奏家は表現の場を失った。
聴衆は音楽を生で体感する場を失った。

互いが会場の空気を感じ、
熱気、喜び、笑顔☺︎、あたたかさ、
時に緊張から生まれる「生」の音楽は、
その場に存在する演奏家と聴衆の呼吸によって
作られる。その時だけの、
特別な生き物のように感じる。
音楽も生かされていると感じる。

それがコンサートの醍醐味で、
音楽は私にとってお客様との大切な
コミュニケーションの一つだ。


勿論、ライブ配信の
オンラインコンサートも魅力的。
クオリティー高い音楽を届けることのできる
一つの大切な方法だ。

しかし、限られた環境の中で
可能性を見つけて、拡げて
サロンコンサートに近い環境を
どうにか作れないものだろうか..

コンサートに来場していただくお客様の
声と笑顔をオンラインでも
共有できないものだろうか..

これからさらに閉鎖的な環境となる中、
心までも閉じてしまわないように
オンラインでもアナログ風に
手作りのようなあたたかさを感じる環境を
提供できないものだろうか..

その中で、
大切にしたい
     奏者もお客様も 「Stay at home


試行錯誤し、アイディアをまとめて
様々な分野の専門の方、人生の先輩方に相談した。
意見をいただき、背中を押してもらい、
再び試行錯誤の繰り返し。
一歩踏み出すことにも勇気がいる。
好奇心を持ちながらも
足が竦んでしまいそうな不安な気持ちが生まれた。

そんな時、思ったことは、
私の専門分野である「左手のピアノ曲」のこと。

五指での演奏は表現が限られていると
思われることが多く、やはり制約はある。
しかし、様々な技法を駆使して
表現を身につけて、
「両手のピアノ曲」と同等、
もしくは比べる必要もない
芸術性の高い作品達が生まれる。
(勿論作曲してくださった作曲家の方々のお陰)

その技法と表現だって
できるようになるまで試行錯誤なのだ。今もだ。
自分を信じて、できるようになることを夢見て。

何年もその分野と向き合い、
挑戦して壁にぶつかって
立ち止まって前に進んでの繰り返し。
そして、やっとできることが少しずつ増えてきた。
(支えてくださる方々のお陰)

まずは、挑戦してみよう。
理想を夢見て。

コンデンサーマイク、トーク用マイク、
ミキサー等の機材も揃えた。

そして生まれたのが

online 話奏会(わそうかい)      
左手が繋ぐ、音楽のある世界

URLのみで参加できるビデオ通話と
YouTube での限定ライブ配信の融合だ。

左手のピアノ曲が好き、興味を持つ方が集まる
コミュニケーションを主体としたコンサートで、
座談会(ディスカッション)はテーマを基に行う。
そのテーマは音楽に限らないが、
この場で話したことを持ち帰って
各自のコミュニティや組織に還元してもらうことができたら..。

勿論、今後左手のピアノ曲のワークショップも行いたい。

開催日時:
2020年4月26日(日) 15時開演(主催:話奏会)
(第一回の定員人数が超えた場合
 2020年5月2日(土)若しくは9日(土) 15時開演)

2020年5月23日(土) 14時開演 (主催: La Neige )

第一回のテーマは既に決まっている。
有り難いことにオーストリア・グラーツから、
友人の日本人留学生も参加してくれることになった。
私もオーストリアで外出禁止を経験したが、
彼女はもう1ヶ月この環境で生活しているのだ。
オーストリアの外出禁止の現状、これまでの動向、
そして今何故ウィルス感染者数が減ったのかを考え、
オーストリアと日本を比較するのではなく
与えられた、今いる日本の環境で
前向きに行えることや工夫を見つけたい。


左手のピアノ曲は
山田耕筰 からたちの花
光永浩一郎 サムライ 等
を演奏する。
勿論、演奏では左手のピアノ曲を皆様に
身近に感じていただけるようにトークを混える ☺︎

現段階では話奏会主催の参加者定員は10名程を考えている。
また、試行中なこと、参加者の機器の環境も
状況も違うことから申し込み費はいただかないが
会の終了後に投げ銭形式での振り込みや
ネットバンキングを検討中だ。

この試みに共感、興味を持ってくださる方は
是非会に参加していただけますと、嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

問い合わせ先 : 
online.wasoukai@gmail.com





この記事が参加している募集

#おうち時間を工夫で楽しく

95,496件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?