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今年を振り返る

2020年は自分にとってどのような年だったのか。
年の瀬だし、「まだ休学してんのー?」とか「note書いてよー!」って声ももらうので、振り返りつつnoteを書いていこうと思います。


2020年の振り返り


これまでの振り返り等々はnoteで色々書いてきたので、ここはサラッと書きます。


■21卒を諦め、休学へ

1~2月は人材・組織コンサルを軸に1日4つの就活イベントを詰め込むなど、ひたすら就活に没頭していました。
当時の軸は「働く人を幸せに」。

しかしどうしても違和感を拭きれず、大学を4年間で終わらせたくなかったのと同時に、就活から逃げたかった、もっと他のことに挑戦したい、という思いから、3月1日に休学を決めました。

当時についてはこちらに生々しい心境が書かれているのでよければ。

■休学中やってたこと

長期インターンを始めコミットしつつ、色んなことに手を出していました。

もともと休学中の予定としては、

4月~6月:海外放浪(ミャンマー、インド、北欧)
7月~翌3月:長期インターン
翌4月:復学

こんな感じで考えてました。しかしコロナの影響もあって海外へは行けず。3~4月は長期インターン先をひたすら探していました。

ただ、当時のインターンをする目的は「実際にフルコミットで働くことで、働くとはなにかを知ること」。
この不明瞭かつどこでも言えるような目的で雇っていただける企業は少なく、落選・内定取り消し・音信普通など、10社ほど受けるもインターン先が決まらず、焦る時期もありました。

ありがたいことに現在のインターン先に拾っていただき、5月からフルコミットでインターン生として仕事に励む日々を過ごしていました。長期インターンで学んだことについては後に書きます。

その他やってたことは、覚えてる範囲でこんな感じ。

・プログラミング(HTML,CSS,JavaScript,Python) 
・読書
・コーチング受講
・地方創生、人間の心理構造系のセミナー受講
・note記事作成
・bosyuでインタビュー
・写真撮影
・インスタのカメラ垢とラーメン垢の運用
・ノーコードでサイト作成
・Schooで講座受講
・地方の県の起業家向けビジコンに応募

一時期はデータサイエンティストになろうとしてメルカリのインターン出そうとしたり、エンジニアになろうとしてprogate始めてgithubも登録したけど結局挫折して。ならばノーコードで頑張ろうと思っても飽きて放置して、ビジコン用のプラン考えようとしたけどそれも続かず辞めて。

興味の赴くままに色んなことに手を出しては、飽きて、向いてないと思って辞めてを繰り返していました。


■休学を半年間で終え、秋から復学

当初の休学予定は1年間でした。

でもインターンにフルコミットする中で少しづつ自分にとっての「働くとはなにか」が見え始めてきた中、これ以上休学し続ける必要もないと思い復学。現在はゼミの卒論・就活・インターンの3つが軸となって生活を送っています。



長期インターンで学んだこと


長期インターン、しかも週5フルタイムで働くのは人生初の経験で、学ぶことだらけでした。


メール返信するときに「欠席」って使わない方が良いとかの些細なことから、KPIとかOKRとかの訳わからん横文字の意味をググってはなんとか説明についていったり、企業・事業部のビジョンのもとに目標がどう設定され、その達成に向けどう進めていくのかを体感し、そこに「自分」という存在を入れ込むことへの難しさを感じたり。。。

部長とか代表を務めてきた経験もあり「仕事」にはそれなりの自信を持っていましたが、社会人って本当にすごい、自分はまだまだ半人前にもなれていないと、学生と社会人の差を痛感させられました。


特に難しく、また学んだことは「自分」を出すこと。 

この「自分を出す」には、大きく分けて2つの意味があります。


1つ目は、「発信すること」
自分はこういうことをやりたいとか、自分はこう思うとか、自分が考えていることや思っていることを相手に知らせること。

インターン生が少ない職場で周りは皆社会人、それも皆さん経験を積まれた人たちばかり。そんな環境の中で自分を出すとかおこがましく思えて、最初のうちはビクビクしていました。昔から先輩に対して尊敬の念を過剰なくらい抱く性質(?)もあり、社員さんにこうしたいとかいうのは失礼に当たる、まずはもっと成果残してからじゃなきゃ、とか思っていたり。ジョインしたての当時を振り返ると、言われたことをやるだけで特に自分の意思も出さずに過ごしていたなぁと思います。

そんな自分も少しづつではありますが、「これやりたいです!」と言えるようになってきました。(本当に少しづつ)
言ってみたら案外受け入れてくれるし。優しいし。


こういう変に心理的ハードルが上がっている状態って、本当の相手ではなく、自分の中で生み出した仮想の相手のことを考えてしまっていることが原因だと気づくことができました。
このような、

「あの人はこう思っているから、私のこれにもこういう反応示すだろうな」

って感じに考えることって普段の生活の中でも結構あるかなと思います。今回自分の場合に置き換えると、下のような感じ。

「まだまだ自分は能力足りないから、これやりたいって言っても怒られるだろうな。。。」

こう思うのは自分の中の思い込みが作った相手だからであって、そうではなく、ちゃんと相手本人に伝えてから考えるようにしないと、と考えるようにしています。



2つ目は、「介在価値を発揮すること」
他の誰かではなく、自分だからこそ生み出せる価値を提供すること。

発信することと若干被るのですが、ただ言われたことを言われたようにやるだけではそれだけで終わってしまいます。自分だからこそ提供できる価値、ザッポス風に言うなら「ワオ!」を届けること。仕事の中に付加価値として提供することを意識しないといけないな、評価されないな、とインターンする中で感じていました。

仕事を終える速さでもいいし、事前にしっかりと準備をしておくことでもいいし、自分なりに思ったことを少し付け加えるでもいいので、なにかしらの自分の価値を発揮した方が相手にとってもいいし、何よりその方が楽しいな、と感じています。これはずっと癖にし続けるべく、パソコンに意識することを付箋に書いて貼って、意識せざるを得ない状況を作っています。


あと、仕事は思ったよりも楽しいと気づくことができたのも、いい学びでした。
偏見的に持っていた「働くことは辛い、だから社会人になりたくない」という悪いイメージを払拭してくれたのは、インターン先のおかげです。まだまだコミットし続ける所存ですので、どうぞよろしくお願いします。




半年間の休学を経て


「半年間休学をしてなにを学んだか?」って聞かれると答えに困りますが、

休学して良かったかと聞かれたら、間違いなく「良かった」と答えます。


休学した半年間は、自分という人生を生きている感覚があった半年間でした。
コーチングを受けて内省して、noteを書いて内省して、就活で内省して、本を読んで内省して。。。全部のことが自分に結びついて、自分はどんなこと考えるんだろう、どんなものにどんな反応を示すのだろうと、その1つ1つに触れるたびに自分という存在を少しづつ掴もうとした、そんな半年間。

そのおかげもあって、以前よりも自分やな〜って感じられるようになりました。自分が深まったような、そんな感覚。言葉にするのは難しいけども、「〇〇の自分」ではなく、ただの自分、っていうような。その自分の中にも色んな自分がいて、それには前も悪もなくて、ただいることを認識できて、それらを決して潰すのではなく対話して。

そんなこんなでこんな感じの状態になってます。インナーチャイルドと言うよりも、心の中に様々な感情を持つ自分がいることを認識できて、それらを対話させるようになれた感覚。(胡散臭そうに聞こえるけどまじでこんな感覚...)


よくも悪くも何者でもない自分を認識できたし、肩書き失ってビクビクしてたけどなんもないから別に失うものもないし、その中でなにかになろうとするよりも自分でいることの方が心地が良い。

これらを一言で表せば、「素直」がふさわしそう。
だから自分は、休学期間を通じて素直になれた、のでしょう。




余談ですが、休学決める前、人からは、「休学って怖くない?」とか「これからの就活厳しくなるよ」とか色々言われました。正直とてつもなく怖かったです。休学して人生良くなる保証なんてどこにもないので、本当に休学という選択肢が自分にとって良い選択なのか、とても不安でした。

でも休学決めた後は楽でした。それは、決める前と決めた後では、見える世界が違うからなのかなと思っています。

休学を決める前は、「休学するorしない」の2つしか見えていませんでしたが、決めた後は「これからなにしよう」っていう選択肢が、膨大に見えました。
決めてから分かることも見えることも多いから、明確な休学プランを立てるとか、覚悟を持って休学を決めるというより、面白そうだから、くらいで決めちゃっていいと思います。


もし(病気や家庭の事情等を除いて)休学するか迷っている人がいるなら、金銭面や家庭等のこともあるので「休学しちゃえよ!」なんてことは軽率には言えないけど、自分がしたいと思うならしていいと思います。
半年、もしくは1年卒業が遅れるだけです。意外と周りにも多くいます。というか他に奇想天外なことしている人たくさんいます。9浪もいれば退学した人もいるし。そう思うと休学って意外と普通でした。レール外れるとか思ってたけど、そんなものでもありませんでした。


それに、休学するにあたって覚悟や目標が必要とか色んな人から言われるけど、自分はそんなものもいらないと思います。決めた後に自然と生まれます。むしろそれを考えざるを得ない環境になるし。人間そうせざるを得なくなった瞬間物凄い力出せるようになるから、あえてそういう環境にしてみるのがいいかも。
一歩踏み出す、というような大層なものじゃなくていいから、重心をすこーしだけ前に傾けてあげるくらい。そんくらい軽いものの方が、自分楽ですし。


もし悩んでいるのなら、ニーチェのニヒリズムとか、キルケゴールの主体的心理とか、ヒルティの幸福論にてみても面白いと思います。

あなたの悩みは人類の共有財産。その状況の中から打破した経験は誰かの財産にある。そこで濃密な経験は自分だけでなく誰かのためにもなる。

上の言葉は、自分がもらって救われた言葉です。悩むことは悪いことではないので、存分に悩んでいいと思います。その生き様は、きっと誰かのためになります。








言いたいことは色々とあるけれども、結論、休学して本当によかったです。






2021年に向けて


まずは就活を納得のいく形で終わらせること。そしてゼミの卒論も書ききって、インターンにもコミットして、とにかくやりきって残りの学生生活を終えることが第一の目標です。


そして自分は来年の秋卒なので半年間ニートになるわけです。
その半年間でやりたいことがいくつかあって。。。

まずは、四国お遍路をすること。徒歩で。
昔からずっとやりたかったんです。なんでも1200キロくらい歩くとか。ちゃんと装束とか道具揃えてやりたい。そんで歩く中で自分にどんな心境の変化があるのか知ってみたい。この思いがめちゃくちゃ強いので早く歩きに行きたい。。。

次に、地方に住むこと。
LivingAnywhere CommonsとかハンモサーフィンとかADDressとか色々あるけど、そういった類を使って一度全く知らない地方に住んでみたい。自然と触れ合って、気持ちよく過ごしたい。出会ったことない人たちと、何かをしてみたい。その中で仕事もできたら幸せだろうなぁ。。。

あと、本格的にカメラの腕を磨くこと。風景でもポートレートでも、自分が表現したいものを写真で表現できるように、もっともっと勉強したいしカメラの機材にもお金かけたい。

その他コーチングも学びたいし、以前苦戦したノーコードもやり直したいし、行けるようなら海外行きたいし、なんかのイベントの運営側にも回ってみたいし、やりたいことが多くあります。
それらに手出せるように、まずは一番最初に挙げた就活・ゼミ・インターンをしっかりやり抜こうと思います。

ただし、あまり縛られることもなく、緩く余白をつくりながら生きる。
自身が幸せであることは大前提として生きていこうと思います。



2021年の目標は、好きな言葉を添えて。

「志とは、今この一瞬を、いかに生ききるか」という覚悟に他ならない。

目の前のこと1つ1つに向き合い、愚直にやり抜く。そんな1年にしたいと思います。



最後に


まずはnoteを見てくれている方々へ、本当に感謝しています。
「note見てるよ!」って言ってくれる、その言葉が本当に嬉しいです。稚拙なnoteだけれども、なにかしらの影響を与えることができているのなら、願ってもないことです。



この1年、あまりにも多くのことがありました。思うようにできないことも多くありました。

見えない敵と戦う日々でしたが、同時に見えない誰かに支えられているのだなと気づくことができた日々でもありました。
つながりという見えないものを再認識し、改めて、自分は環境に恵まれているなと思えます。



今年は内省の1年でした。ひたすらに自分と向き合い続けていました。その分周囲に迷惑をかけてしまうことも多々ありました。苦しくて、惰性で生きたほうがいっそのことマシかと思い悩んだ時期もありました。

それでも1人ではない。
直接的なつながりもそうですが、この時代をもがきながらも諦めずに生きている人たちの姿に救われたことは、言うまでもありません。早稲田祭、紺碧の空プロジェクト、万色祭をはじめとする数々の結晶。ここには確かに熱があって、感情があって、想いがあって。これに触れることで、また自分も頑張ろうと思えることができて。早稲田で今を生きている人たちに、何度も救われました。
そんな人たちに救われたからこそ、今度は自分が誰かのためになれるように、今を生きていこうと思っています。



悔いが残ることもありますが、
2020年は、自分にとって間違いなくいい1年だったと言えます。

本当に多くの方々にお世話になりました。

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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