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英国、ドイツも都市封鎖へ。冬は鬼門か

新型コロナ感染拡大にとって、やはり冬という時期は好都合、であったともいえるのではないか。変異型ウイルス感染が見つかった英国とその変異型が拡大している、とされているドイツも、あんなに重要なクリスマスを封鎖してでも行ったロックダウンを延長するとのこと。

またクリスマスが、日本の年末年始のように、重要な家族との時間としてとらえている英国の方は、ロックダウンに関して既に失望しているようでした。。

前回の投稿にもあるように、日本も2021年1月7日の夜から緊急事態宣言が発出され、飲食店を中心に要請の対象となるようです。

しかし昨年4月の緊急事態宣言時に、8割の接触削減を訴えていた西浦教授によると、この度の飲食店の制限だけでは感染者数は横ばい程度にとどめるだけで、下方傾向に向かわせることは難しい、とのことです。

また尾身政府分科会会長も、下記のように述べていることから、今回の緊急事態宣言は2か月程度はかかると考えたほうが良いでしょう。その間に季節も春になり、ワクチン接種も少しずつ広がり、といったことでしょうか。

『ステージ3』に戻すのに、今の感染の状況を考えると、1~2週間のような単位では、無理だと思う。どんなに早くても1月の末ということは無いと思いますが、2月の末とか3月に『ステージ3』に近づくには、皆が自分のことだと考えて行動すれば、感染を下火にすることは不可能ではない

そして下記記事に感染症の効率的な対処法(それが即ち早期の経済活動回復への手立て)が見えてきている、と言われています。人間はやはり経験からしか学べない動物と考えると、政策実行の効果を図れるエビデンスがないと、とか言いますが、既に他国の成功事例がエビデンス、ともいえる気がします。共通項は、どの国籍の方でも隔離や検査の徹底、そしてクラスター発生の芽を摘む、という追跡、のようです。

台湾、ベトナム、ニュージーランドは、素早く積極的な対策を取れば、住民の健康を保ちながら健全な経済を維持できることを示している。英国が20年3月から模索しているような、公衆衛生と経済の二兎(にと)を追う中途半端なやり方ではどちらも守ることはできない。

2021年はコロナ禍2年目であり、1年目の経験則がある、とはいうが、スペイン風邪も第2波での負の影響の方が大きかったということもあり、今年もそれなりにコロナ感染で右往左往するだろうし、少なくとも冬場はそうなり得ることも気を付けたい。

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