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過去投稿からの進化・変化㉗進化のスピードは速い

前回同様、過去投稿から点と点を繋いで、これからの流れを推察していければ、と思います。

中国における外資系企業の締め付けが強くなっている一方で、欧米系金融が進出しつづける、という話です。

上記投稿にもあるように、米中対立の中でも、中国市場での外資金融規制は緩和され、バンガードは中国進出の為、日本撤退を決め、同時にブラックロックなどは現地法人との合資ではなく、100%子会社を中国市場に設置するなど流れになっています。

またそこに加えて、ブラックストーンのバイロン・ウィーンによる2022年のビックリ予想にも、本年は欧米金融企業の資産運用市場として中国市場進出元年へ、となると見込んでいるようで、実際にその動きは見え始めています。

世界的な資産運用会社も中国の24兆4000億元(約444兆円)規模の投資信託市場で同様の動きに出ている。米資産運用会社ブラックロックは昨年9月に初の中国向けファンドで約10億ドルを集めた。フランスの資産運用会社アムンディは台湾を含む大中華圏の運用資産を25年までに2500億ドルに倍増する考えだ。

今後も金融機関にとっては、大きな流れが中国市場を中心に進む、という現実には変化なさそうです。

②一昨年からスポーツ企業のオーナーが投資会社へ売却が進んでいる、という話をしました。その流れは加速しているように見えます。

下記のようにカタール政府ファンドが所有していたサッカークラブはサウジの政府系ファンドへ。

またヘッジファンドやプライベートエクイティファンド(CVC)などが更なるリーグ買収(スペインのラリーガ等)や放映権売却(セリエA等)へと、大きくシフトが見られています。

今後は、恒大集団など中国企業の資金繰り悪化に起因した、国内外のサッカーなどのスポンサーシップも陰りが見える中で、売り案件も増えてくると見込むと、投資会社による欧米のスポーツ企業買収は継続するでしょうし、早まることでしょう。


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