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Withコロナの”再開”

コロナ禍での問題は、コロナ自粛後の経済活動の回復とコロナの再度感染拡大を防止、のバランスだと、皆さんも感じていらっしゃるかと。

実際に下記のように米国では、経済活動をやや優先にさせる州など地域によって対応が異なり、対策が取られていない場所では新たな感染者の増加ペースが抑制されず、一部の州などでは再度経済活動の制限(レストランやバーの営業制限)などがかけられた、とかニュースになっております。個人レベルでの、コロナウイルスに罹らないための高い意識や継続的努力が必要が重要なんだな、と感じます。(当たり前すぎますが。。)でないと、いくら専門家が発言や勧告を出しても、感染拡大は止まらないの、という。。

東京も上記米国の流れに、似たり寄ったりの面が強いかと思います。2020年7月6日時点で新規感染者数が4日連続で100人越えであり。感染の主な要因が、夜の街や20-30代の感染、であるなど、すぐに経済活動を止めるまでにはいかない、ようですが、少なくとも経済活動の回復や移動制限の削除は、徐々にコロナウイルスの拡大を再開することにもなっており。小池都知事は他府県への移動自粛を要請、とか言ってますし。また皮肉はことは、八割おじさん、といわれる北海道大学の西浦教授の5月時点での感染拡大予想にあまりにも沿っている、という悲しい事態、でもあるです。

最後に個人的な経験を一つ。皆さんは違う経験されているかもですが(いや、違っていてほしい、という希望も込めて)。それは、この度のコロナ禍での政府・首長とウイルスの戦いは、学校でのいじめ問題対策に似ている面があるな、と。

私の中学時代で同学年の他クラスの担任先生で、「いじめ」にとても厳しい先生がおり。その先生は「いじめ」とみられる案件が見られた際、クラス内で”実行犯”が出てくるまで、その日のホームルームを終了せず。必要に応じて、そのクラスの全生徒と1対1で面談して、その実行犯を見つけ出す、という方法を取られていた、そうです(うる覚えの部分もありますが)。賛否は色々あるでしょうが、学校での「道徳」教育の一部と捉えることも可能であり、またこのような方法を通じて、生徒が1人ずつ意識を変化させることで、いじめも減っていく、という考えもできます。

では、コロナではどうでしょう?いくら政府や首長が、膨大なコストを掛けて、抗体検査陽性であった0.1%のコロナウイルス感染拡大の犯人を例え見つけ出しても、その犯人公表はあまりにも多くの犠牲(犯人、とされる、ビジネス業種、発生地域への打撃が大きい、人権問題等)を払うことになり、また中には開き直って、生活の為に営業を続ける等、対策としては現実的ではないでしょう。一方で、全くいじめに関わっていなかった大多数の生徒が白けて、その長いホームルームに突き合わされていたように、99.9%の抗体検査陰性であった東京都民が、個々での感染拡大をさせてはいけないんだ、という同調意識を促す、という側面もあるのかな、と思いました。

結局は個人レベルで、コロナウイルスへの対策意識を高く持っているか、が根本的な同問題の解決方法だな、と感じました。

#COMEMO #NIKKEI

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