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不都合な真実⑤

またいくつか興味深いトピックが見えてきたので、不都合な真実シリーズにて、続編を書いてみます。

『不都合な真実シリーズ』の過去投稿はこちらになります。
Part1Part2Part3Part4

①上記記事のように、ソフトバンクホークスでは、自社のペッパーと米ボストンダイナミクスのSpotという四足ロボットが、このコロナ禍で応援団として、ホーム試合のみですが活躍しているとのこと。屋内球場だから可能になったのだと思う一方で、チアリーダーや応援団もロボットにより代替可能なのか?そしてこの名案を思い付いたのは、もちろんソフトバンクGの孫会長ということで、彼の判断なしではやっぱり進まないですよね。

②デジタル化が促進される昨今、やっぱり個人データを守り抜くのはかなり至難の業なのかと。上記記事では中国企業となっているが、たぶん他国のITインテリジェンスも勿論同様のデータは持っているのでは。

日本のFintechと銀行間で起きた簡易振替的な仕組みやセキュリティが緩すぎ、というのは多分お話にならないレベル、ということだが、一方でデジタル化推進の中で個人データを守り続けるにはどうするか(それとも諦め?とまではいかなくても、個人レベルでデータは流出しているもの、と認識できるか)、を考えたほうが良いかな、と思った。

③2020年9月23日に知事が発表した、2035年までにカリフォルニア州内で販売される全ての新車を排ガスを出さない「ゼロエミッション車」にするよう義務づける動きは、上記記事のテスラ社の電気自動車(3年後の1台260万円程度という低価格バージョンも含む)の動きと無関係とはいえないだろう。日本車が多く売れている米国、その中でもカリフォルニア州は重要な市場の一つで、あと10年程度しかない中で、日本勢は技術的にかなりの追い上げを求められるのかな、と素人ながら思っている。

④上記③とつながるのだが、ESG投資なり環境にやさしい、というテーマの話は注目を受けやすい。しかし、そのような製品の製造過程での環境汚染や使用後の廃棄物処理を通じた汚染はあまり語られていない。例えば、テスラが2020年9月22日行った『バッテリーデー』というイベントで、『コバルトの使用量を減らしてより安価なニッケルを採用することなどでバッテリーパックのコストを半分に減らす計画が発表された』そうだが、コバルトが環境に及ぼす悪影響については言及がなかった模様。(たぶんニッケルの環境汚染の可能性、というのもなかったのかな、と)

太陽光発電に関しても似たような傾向、かなと感じている。同じ時間軸での、太陽光パネル製造や廃棄物処理での環境汚染を見てみたい。


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