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金融の果たす役割

金融は社会インフラの一つで、銀行や保険、証券や資産運用など果たす役割が多いと勝手ながら思っております。(なので、こんなに業界の企業が世の中にあるのかと)今回は、金融が動かす企業経営や社会の仕組みと、日頃の金融業界が果たす役割(決済、振込?)に関して、最近の気づきをまとめたいと思います。

上記記事にもあるように、金融事業はソニーの共同創業者の盛田氏の考えでもあり、長期投資の末に、コンシューマーとのタッチポイントとして、現代の環境にも不思議とマッチしたわけですね。

『「昭和33年にソニーに社名変更したときには、頭のどこかに金融機関をもつという思いがあった」と語っていた盛田氏。狙いについてはこんな言葉を残している。「資金調達だけでなく、企業の信用やバランスを保つ大切な存在となる。金融機関を有したうえで、新しい企業集団をつくっていきたい」...最終的に孝行娘の里帰りを方向付けたのは18年にCEOに就いた吉田憲一郎氏だった。18年5月の経営方針説明会で「(ソニー生命の)ライフプランナーによる生命保険の営業活動は、ソニーのDTC(ダイレクト・トゥー・コンシューマー)の起源」と強調した。』

ソニーグループに限らず、イオンやローソン、セブン銀行、また楽天なども金融事業を作り上げたいニーズと消費者との関りで重要な業態、ということでも証明されていますね。

企業にとって大事な金融は、もちろん国際関係上も重要なアイテムである。上記記事のように、カンボジアは米ドルにて経済が回っているが、自らの通貨(リエル)も存在はする。自国通貨が有効活用されていないことで、自国中銀の政策の影響力が限られていることと同時に、従来から中国の経済的依存度が高いために、人民元(デジタル人民元を含む)を通じた中国からの影響力が更に増えるのではないか、とも考えられるわけですね。

また話は変わるが、持続化給付金の振込手数料が高い、とかいう背景もあり、今度は政府が振込手数料を下げたい(今更?みんな思ってたよ。。。でも振込手数料ないと、今の銀行は経営的にもっと大変なのでは?)といい始めたり、Transferwiseのように日本の銀行での高い海外送金を使わずとも、安価に海外送金できたりする訳で。でもお金の決済や振込がちゃんとできる為の金融も勿論大事ですし、そのシステム維持も一定程度のお金がかかるので、と注釈しておきます。

金融が果たす役割は極めて多面的で重要な側面があるこそ、世界的にも規制業種となっているのであろう。でも規制業種であるほど非効率も多く、振込手数料のように、改善の余地も多い、という事実も同時に言えることだろう。

#COMEMO #NIKKEI

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