<一周年>一般社団法人グッドラック立ち上げて1年経ちました。
一般社団法人グッドラック代表理事の金田です。
空き地空き家を活用したコミュニティ農園「みんなのうえん」の運営やコンサルティング、大学講師などに取り組んでいます。
今回は少し特別な記事です。
僕は去年の12月、NPO法人Co.to.hana から独立し、
新しい法人を立ち上げ代表に就任しました。
それがちょうど一年前のできごと。
それからなんとか生き抜いて、2019年12月で一般社団法人グッドラック一周年を迎えることができました!
僕にとってグッドラックの一年目は、経営者としての「一年生」でもあります。
前職では立ち上げメンバーではあるものの、経営にはあまりタッチしていなかったので、経営に関しては素人でした。
そんな僕にとって、この一年は経営に触れたという意味で、新しい絵本を手に入れたこどものようでした。食い入るように世界を見つめ、たくさんの体験すべてから吸収する、とてもワクワクする一年でした。
なんの確約もなく飛びだした、新しい世界。
不安はたくさんありました。
でも、「みんなのうえん」の畑メンバーの皆様や、関係者の皆様、家族に本当に支えていただき、とても刺激的で楽しい一年を送ることができました。
本当にありがとうございます。
独立してからは、自分のアクションに対してダイレクトな反応や結果をもらえることになり、今までよりも強く感謝やご縁を感じることができるということがわかりました。同時に責任と自由も強く感じるができています。
「自分が幸せにしたいと思う人は誰か?」
ということに改めて気付かされ、身が引き締まると共に、今までの人生で一番喜びを感じたように思います。
二年目は一年目で整えた地盤を踏みしめ、まだまだ新しい世界を見ていこうと思っていますので、よければ、引き続きお付き合いください!!
* * * *
記事の最後に有料枠を設けています。
設立日の12月7日に合わせて127円になっています。
「グッドラック、金田、応援してるよ!」
という方は、ぜひ寄付の気持ちで購入していただけませんでしょうか?
有料枠では、来期にチャレンジしたいと思っている
まだ公にはしてないアイデアについてお話ししたいと思います。
いただいたお金は、みんなのうえんをより豊かにしていくことに
大切に使わせていただきます!よろしくお願いします!
(「グッドラックのつくり方」というマガジンを購入していただいてもご覧いただけます。こちらは他の有料記事も見れるようになります。)
* * * *
長くなりますが、どうかお付き合いください。
世の中のご縁を最大化する
さて、今回は一周年ということで、一年の活動を一つずつ振り返りつつ、先の展望について話してみたいと思います。
まずは改めてグッドラックが目指すべき方向について、現時点で考えていることを話します。
グッドラックでは、下記のような言葉を掲げて一年間活動してきました。
「グッドラック!」と、別れ際に前向きな言葉を伝え合う。
そんな、お互いの人生を豊かにしてくれる「人のつながり」をつくっていきたいと思っています。
「グッドラック=良い運」は訪れるのを待つだけではなく、自ら心を開き、感じ取ることで初めて気づけるものだと思います。
人と人がつながり、暮らしの中の小さな出会いや輝きを大切にすることが、人生をより豊かにしてくれるのではないかと考えています。
関わるすべての人にとって自分を成長させてくれたり、人生を豊かにしてくれる「グッドラック」と出会えるような、きっかけや場をつくることに取り組んでいきます。
人は、人との出会いや接触によって成長したり幸せを感じたりするものだと思います。
一方で現代社会を見渡すと、人と人のつながりのバリエーションが少なくなり、富や教育と同じように「つながり」の格差拡大や集中が起こりつつあるように感じます。
住居形態や働き方、コミュニケーションが大きく変化した今は、「人がつながりにくい時代」なのだと思います。
あらゆる社会問題に、「人とのつながり」は関係してきます。だから僕は、自分ができる事業やクリエイティブを通して【世の中のご縁を最大化する】ことにこれからも取り組んでいきたいと考えています。
「ご縁」というのはとても抽象的な概念ですが、
〈個人の行動〉×〈社会の機会〉×〈スピリチュアル要素〉
=〈ご縁の数〉×〈ご縁の深さ〉
という数式でその量を表せると思っています。
※この話はちょっと長くなりそうなので、また別の機会に掘り下げたいと思います。
この数式を尺度にしながら、グッドラックの活動は「世の中ご縁を最大化すること」に繋がっているのか?
それをいつも自問自答することを大切にしています。
「あの人と出会えて良かった」
「あの時に一歩踏み出して良かった」
「あの言葉に支えられている」
そんな人生を豊かにするご縁をつくりたいと思っています。
さてここからは、2019年度の活動を振り返りたいと思います。
活動振り返り : みんなのうえん北加賀屋
みんなのうえん事業は、2018年12月に法人を立ち上げ、そこから調整期間を経て、2019年4月にNPO法人Co.to.hanaから事業を譲受しました。
●リブランディングに取り組みました
まず手始めに取り掛かったのは、ロゴマークやメインビジュアル、WEBデザインや紙媒体のデザインなど、あらゆるクリエイティブのリブランディングでした。
リブランディングは、コトハナ時代からの旧友のdesign と 田中さんにお願いしました。
ブランディングの詳細についてはこちらの記事でも紹介しています。
ブランディングをすることで、これまで一度も達成できなかった、「農園区画満席率100%」を達成することができました!
もちろん、デザインを新しくしたことだけが要因ではないと思いますが、古くなってしまった情報を新しくすることができ、今までうまく価値が伝わっていなかった人にも、みんなのうえんのことを届けることができたのかなと思っています。
●施設の改修を行ないました
7年近く運営をしてきて、施設や家具などにだいぶガタがきている部分もありました。
これまでなかなかそこに投資できませんでしたが、この機会に少しずつ施設のアップデートに取り組みました。
地味な更新なので、気づかれない方も多いのですが、これからも長く運営していく上で色々と整えることができたのは大きかったなと思います。
現在も隣の「千鳥文化B棟」が改修工事中であり、その建物の一部をお借りしている農具倉庫もこの機会に一新します。
こちらは絶賛工事中で、なんとか年内には形にしたいところです。(果たして間に合うのか!!)
こちらは引き続きアップデートしたいところがあるので、みんなで楽しくDIYできる部イベントも企画していくので、みなさんと一緒にできると良いなと思っています。
●サービスやイベントを充実させました
農園を利用きてくれている方に向けてのサービスも少しずつ改善していっています。
大きな変更はないのですが、LINEを使った日常的なコミュニケーションであったり、田んぼ部やしょうゆ部などのサークル活動にも注力していきました。
みんなのうえんは、畑の利用者だけではなく、イベントに参加する人、しょうゆ部などの部活動に参加する人など、色んな人が関わっているので、できるだけ多くの出会いを作ることに気をかけていました。
また、毎月第三土曜日に開催している「朝ごはん市」も一年間続けることができました。
みんなのうえんはコミュニティに関わっている人は参加しやすいけど、そうではない人は来る機会がないという面もありました。
朝ごはん市では、これまでみんなのうえんにきたことがない人でも気軽に来れることをコンセプトに、地域の方に来てもらいたいなと思ってはじめたマルシェイベントです。
農園の畑メンバーでもある、だいこくや洋菓子店さんや、まるた食堂、46ban tableさんと一緒立ち上げ、少しずつ出店メンバーを増やしています。大々的に募集はせず、地域で活動する方を中心に出店のバリエーションが増えつつあります。
ハーバリウムのcandraさん、アロマセラピーのBravo Labさんなど、フード以外の分野のメンバーが増えました。
あと僕自身も毎回石窯でピザを焼いており、ピザ職人としてのスキルがかなり上がりました。笑
また、地域の町会や民生委員の方と協働で実施しているこども食堂も3年目に突入したり、醤油づくりも4年目になったりなど、これまで生まれた活動も熟成してきています。
週末の料理教室やヨガなどのイベントの数も増えてきました。
こちらは農園で何かやってみたい方を随時募集しています。企画や集客のサポートもさせていただきますので、ぜひみんなのうえんでチャレンジの一歩を踏み出してみませんか?
気になる方はお気軽にお問い合わせください。
レンタルスペース「みんなキッチン」も、設備が少しずつアップデートしていたり、利用可能時間が長くなったりしました。僕の一押しのニュー設備は、ガス式の鉄たこ焼き器です。笑
こちらもどなたでも貸し切ってパーティーとかできますので、ぜひご利用お待ちしております。
活動振り返り : みんなのうえん寝屋川
2018年の9月くらいに話は遡るのですが、大阪府や寝屋川市、土地のオーナーさんなど様々なご縁がつながり、新天地「寝屋川」で2つ目のみんなのうえんを作っています。
こちらの正式なリリースは年明けにできればと思っています。
北加賀屋とは全く違う背景で動いていたり、こちらの経験値も農園をはじめた8年前とは全く違います。このチャレンジからも、 やらないと絶対に得られないような経験や学びを得ています。予想だにしない出来事がしょっちゅう起こるので、毎日刺激的です。
こちらは建築デザインは北加賀屋に拠点を構える「dot architects」さん。
サインやグラフィックは前述の「designと」さん、植栽は「園園」さんにご協力いただいています。にご協力いただいています。
来年4月にオープン目指しています。年明けからはガンガン動き始めます。
土作りDIYや、キッチンサロンのリノベーション、エディブル生け垣づくり、アースオーブンづくりなど色々と企画していきますので、ぜひお楽しみに!
建物のリノベーション検討模型
活動振り返り : 近畿大学 特別講師
近畿大学建築学科の前期授業に特別講師として担当させていただきました。
これまで、一回限りの講演などはあったのですが、今回は授業の内容を考えるところから関わらせていただきました。
関わったのは、近畿大学建築学科の企画演習。近畿大学教授の脇田先生や、東大阪市エリアでまちづくりに取り組む建築家の仙入先生が数年前からされている授業。全15回のコマで3ターンの課題をこなします。特定の地域を対象にリサーチ、企画、事業提案までを行うというものです。僕は3ターン目のラスト5回に関わりました。
僕が取り組んできた社会的事業やみんなのうえんを引用しながら、学生に地域や社会の課題を解決する事業を考えてもらいました。
従来の建築学科は、基本的にはハードを考えることがほとんどだったので、建物の使い方や経済的なことも考えるということは割と斬新だと思います。
僕のターンでは、東大阪市の「若江岩田」駅周辺のエリアを対象にしました。この地域の多くは「密集市街地対策対象エリア」だったり、新たに鉄道の沿線が計画されていたりなど、特有の背景がありました。
それらを読み解きながら、短い時間で提案に持っていくのは事業計画が未経験の学生にとってはかなりハードルが高かったようで、伝え方に苦戦しました。来期がもしあれば、もう少し長期で関わって段階的にステップを踏めるようなカリキュラムへと改善していけるといいなと思っています。
活動振り返り : 北加賀屋クリエイター交流会
他にも色々と企画やコンサルティングなどをさせていただいたのですが、北加賀屋のクリエイター交流会で実験した企画が個人的にとても楽しくて、思い出に残っています。
今回の交流会企画はずばり、「料理の鉄人風」フードバトル交流会!
あらかじめ食材や調理器具だけ用意しておいて、あとは来場者の人に「どうぞ!」でお任せして、料理を作ってもらいました。
仕込みは多少はしましたが、従来の交流会にはない役割やコミュニケーションが生まれて、ライブ感のある居心地の良い空間になりました。
僕もそうなのですが、交流会で人と交流するのが苦手なタイプの人でも料理して時間を潰すことができるという発見がありました。
この形は準備する側も楽ですし、交流会やパーティーを企画する方はぜひパクってみてください。
北加賀屋は、千島土地株式会社が主体となってアートによるまちづくりを進めています。所有物件に様々な分野のクリエイターを誘致したり、イベントを仕掛けたりしながら、新たな街のブランドを作っています。
その他にも「Kitakagaya green street」と銘打って、自分が住む長屋路地の景観をよくする活動も行いました。
家の前に住んでいるPatrick LydonやSuhee Kanと一緒に、地域にお住まいの方に声をかけて、エアコンの空調機をカバーする家具を作って、その上や前を植栽で彩りました。
また、同時に寄付のお願いをしたりして、ポンと1万円渡してくださる方とかもいてめちゃくちゃ嬉しくなりました。
活動の様子はこちらのハッシュタグでもご覧いただけます。
ざっくりと主な活動を振り返ってきましたが、かなりのヴォリュームになってしまいました。ここまでご覧いただきありがとうございました!
二年目も引き継ぎ様々な活動に精力的に取り組み、人と人のご縁を発酵させていきたいと思います。
少しでも僕の活動に興味を持ってくださった方はよければ、このnoteをフォローしていただけると嬉しく思います。
日常的にはグッドラックのFBページやTwitterも更新していますので、よければフォローお願いします。
さて、ここからは二年目、どんなことに取り組んでいくのか!?
ということについて、有料記事内でご紹介していきます。
まだ形になっていないアイデアや着々と準備を進めている次の一手についてお話していければと思います。
今年は日本初の社会実験に取り組みます。
硬直した街の景色を少しでも多様にしていくことが僕にできることだと思っています。ぜひ、記事を購入してご覧いただき、成功に向けて応援してもらえると嬉しく思います。
記事を最後までご覧いただきありがとうございます。 皆様からの「スキ」やコメントを糧に頑張ります! これからも街を遊び倒すように色々な事業やプロジェクトを仕掛けていければと思います。ぜひフォローお願いいたします。