僕が体験した東京の90年代 第4回 オリジナルラヴ、そしてジャズで踊るムーヴメント。
1991年1月25日から遂にオリジナル・ラヴはメジャー・デビュー・アルバムのレコーディングに入る。
4月14日に終了。
これはリリースに先駆けて、メディア関係者向けに配ったものだ。
デビュー・シングル「Deep French Kiss」及びデビュー広告らのメイン・イメージは横浜の老舗ライブ・ハウス、エアジンで撮影。
女優の高岡早紀さんのお父上がオーナーだとは最近知った。彼女のジャズ・アルバムもどおりで素敵なはずだ。
この場所を選んだのは、ジャズの持つ凛としたダンディズムなセクシーさが必要だったからだ。
デビュー・アルバムのビジュアル・イメージはジミ・ヘンドリクスの歴史的名作「エレクトリック・レディランド」をモチーフにした。
この辺りからは、ほぼ毎日はオーバーだけど、当時中目黒にあった信藤三雄さん率いるコムテンポラリー・プロダクションに本当に良く通った。(実際に後にクレモンティーヌ、ボニー・ピンクのプロデュースが同時に始まるので、今日はどのアーティストのビジュアル打ち合わせでいらしたんでしたっけ?状態になる)。
所謂渋谷系って、実はこのコムテンポラリー・プロダクションのオフィスそのものだったりして、なんていま書いていて気がついた。
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