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読書と知性と顔と、なんかイロイロ❗️
うーん、私の中で『ナニカ』が高まっている。
あはは……まったく。
この手の他人の記事がイチバン興味が湧かないのに、自分では書いちゃうもんな。まあ私の場合何書いても一緒か。
今より更に心が弱っちい頃、中村天風という男の本をよく読んでいた。
確か……日露戦争に行き、当時としては不治の病である肺結核を患い、世界の権威者か医者か誰かと対話をしたけどダメで、諦めて日本に帰国しようとしたらインドか何かの僧に拾われ修行し、自力で治し(?)、帰国して銀行の頭取になってアレコレした後『なんか違うな〜』って引退して、人生から得た教えを広める道を選んだ――ってカンジだったかな。
印象としちゃあ、恐れを知らぬ『きかん坊』てなもんか。だが、無敵と信じた己の力が病気によりあっさりと打ち砕かれた……が、修行により克服した。
この破天荒な雰囲気は岡本太郎やジョン万次郎と似たモノがある。つまり結構好きな部類の人だ。
知性っつーのは顔つきに如実にあらわれると思う。私も将来は、ショウペンハウエルのように不適な笑みを浮かべたいものだ。
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昨日テレビに映ってた、絶滅寸前の虫が作る繭を糸にして織物をする伝統を守ろうとするおっさんの顔も好きだった。蓄えた思慮深さや、利己心に傾かない素朴さ❓ この辺も顔つきに出るかな。近くにいるのに、どこか遠くに位置するような……なんとも言えない存在感。
反対にチンピラの類いは、積極的に存在をアピールし、猿のような大声を出し、動作も大袈裟で物音も煩わしく、常に集団で行動し自身の矮小さから目を逸らす。
少しでも丁寧さを心がければ、印象はガラッと変わるのに。静かに立ち止まり、ナニカを培う事をしなければチンピラのまま生涯を終える。
ショウペンハウエル曰く、『真の天才は皆、早すぎる』と。つまりもれなく苦難の道で、同時代の人々からその価値を認められない。価値を理解するのはせいぜい孫の世代かその次か。
昨今の承認欲求云々の坩堝の中で悶える人にはゼッタイ不可能というワケだ。
よく引用するエラスムスの言葉とも繋がってるよな。
『芸の拙い人ほど、多くの人に歓迎される』
同時代の人に安易な迎合をするほど……ってカンジか。
『 楢山節考』という本があるが、アレは婆さんの覚悟を描いたモノだ(多分)
その覚悟ってのは、次世代の為に自らの命を捨てること。 姥捨の話だからね。
数年前に読んだから細かい部分は忘れたが、『足手まといの穀潰しになるぐらいならいっそ……』って考えだろうか。
ラストでは、孫か息子の背から降りた婆さんが、一心に念仏? を唱える姿が描かれていたと思う。その心境は、今の私では到底想像できない。
私には、真の孤独に進む勇気も、命を投げ打つ覚悟もない。
ただ、この時代に生きて、楽しくやり、精神の享楽に耽っていたい。
そして願わくば、『知性』のある人間でありたい。
われわれの知性の本性からいって、具体的見聞という直観を抽象することによって、もろもろの概念がつくられるのが本筋である。
だから直観が概念よりさきにあるべきものなのだ。
◆◆◆
――教育者たちは、子供のうちに、自分で認識し判断し思考するという能力を伸ばすことをしないでおいて、いたずらに他人の既成の思想を子供の頭につめこもうと努めるからだ。
おい『自分軸』よ、聞いてるか❓
🔔『ま〜た始まった……』
いやねぇ、どうしても自分軸(既成の思想)を認知した後に、当てはめるように、チェックシートを埋めるように判断するのに不満があんだよ。
せっかく『世界』が目の前にあるのに、わざわざ遠回りしてるようにしか見えんのよ。
こんなワケのわからんのを信じるより、その辺の美大生でも捕まえてきた方がなんぼも為になる。
彼ら彼女らは、デッサンという『ただ、見る』を毎日やってんだからさ。
まあもしかしたら、『長さ、角度、濃淡』などのチェックシートを高速で埋める感覚の人もいるかもだけど。
ともかく、先立ってある不明瞭なメソッドより、直観的な経験をたくさん積む方がいいと思うね。
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