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第101回:政策実現への近道!アカデミアとの効果的なパートナーシップのコツ

1.アカデミアとの連携は、政策実現における最短ルート


あなたは画期的な健康アプリを開発し、政府の健康サポート予算を利用して、アプリを普及させたいと考えましたが、行政官からは「このアプリが本当に効果的なのか」という疑問を持たれ、あまり理解してもらえません。

壁を超えるために必要なのは、どんなことでしょうか?

有力な方法のひとつが、「アカデミアとの連携」です。

役所の担当者は制度の運用はプロですが、エビデンスの正しさを判断するのは必ずしも専門ではありません。加えて、民間企業単独の研究は「結論ありき」「偏ったデザイン」と疑われがちです、
では、そこをどう信頼してもらうのか。その答えが、役所が信頼する大学教授などのアカデミアの「お墨付き」があるかどうか、ということです。

大学教授は政府の会議でも専門家として政策の方向性を示す役割を担っており、利害関係から離れた立場にあると認識されています。彼らと一緒にエビデンスを創出すれば、役所も耳を傾けてくれるはずです。

アカデミアと連携することの重要性は理解してもらえたかと思いますが「大学卒業してから、大学とかかわりがないし、アカデミアといわれてもどうやってコミュニケーションをとればいいのかわからない」という方も多いと思います。

千正組では、アカデミアと連携した事業実施を多くサポートしています。その中で彼らがどんな人たちか、どんな価値観を持っているのかについても一定の知見がたまっています。

この記事では、アカデミアとの連携が政策実現の近道である理由と、効果的な連携のコツを詳しく解説します。

 (執筆:西川貴清 監修:千正康裕)



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