ソングライティング・ワークブック 第74週:伴奏で性格を表す—ピアノを使って(13)
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後半のテキスト
主体(主人公、話者)の位置を変える
プランの「峠からミカンを転がす」をどう導入するか?
話者自身がする。
話者の想像や願望として語らせる。
誰かがするのを目撃する。
話者自身がするのではなく、目撃(あるいは意識が薄れて幻影を見たのか?)するとして書いてみた。話者自身がその行為をするというのと違ってショックは薄れる。導入は自然にできる(話者の性格がわりと普通なので)だろう。目撃か、幻影か、願望か、というのはある程度曖昧にしておく―オーディエンスの解釈にゆだねる。
事件の描写と「ココロ コロコロ」との間にギャップがあるけれど、ここを処理するかしないか?まだ決めないで音を付けながら考えてもいいだろう。
どんな音が来るか?
何か事件が起こる予感を音で表す。「何度かここへ来たことはあったけど」から、もうそれを始めてもいいかもしれない。たとえばスケッチの中でメレンゲのグルーヴを使うアイデアがあったけど、ベースとキックにそれを導入する。その上でミカンが転がることの描写をピアノでやってもいいかもしれない。
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