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登るべき大中小の3つの山 2024年度版

前にも自分が登るべき山について、noteに書いたが、それを見つけ出すことができなかったので、定期的な見直しの意味も込めて、再度書きたいと思う。
(ちなみにnoteで自分の過去記事探すの大変だよな…自分はいつもGoogle検索で調べているがうまく出てこないこともある)

これから人生を賭けて登る山、説明のしやすさから中山、大山、小山の順番に説明していきたいと思う。


中山:修正版ハードプロブレムへの登山

みなさん、意識の問題は2つに分けられるのを知っているだろうか?

1つは、意識のハード・プロブレム(Hard problem of consciousness)で、これは、物質および電気的・化学的反応の集合体である脳から、どのようにして主観的な意識体験(現象意識、クオリア)というものが生まれるのかという問題のこと。
意識のむずかしい問題、意識の難問とも訳される。オーストラリアの哲学者デイヴィド・チャーマーズによって、これからの科学が正面から立ち向かわなければならない問題として提起された。
(対置される概念は、脳における情報処理の物理的過程を扱う意識のイージープロブレム(Easy Problem of Consciousness)) 

茂木健一郎さんなどを筆頭にこの問題に取り組んでいる人が多い。私も基本的には同じ問題に関心があるが、私の立場からだと、これは問題設定が間違っているといえる。

どこがおかしいか?というと、
「物質および電気的・化学的反応の集合体である脳から、どのようにして主観的な意識体験(現象意識、クオリア)というものが生まれるのか」
とうところ。

これは非常に素朴な視点での問題設定になっている。
「水素と酸素」を混ぜ、エネルギーを加えることによって化学反応が起こり、「水」が生まれる、
みたいな元の素材と結果のアウトプットが両方、目で見て確かめられる、
というような次元で考えられている。

「物質および電気的・化学的反応の集合体」からある人間に「意識」が生まれるかどうかは、客観的には原理的にわからない。

ここを出発点に考えないといけないが、茂木健一郎さんを始め、多くの人が「物質からどのようにして主観的な意識体験(現象意識、クオリア)というものが生まれるのか」を問うている。

これは言葉遣いが間違っている。
それについては以下で詳しく説明した。

https://note.com/yasunao47/n/n7246edd122c8

ポイントだけ言えば、

「物質および電気的・化学的反応の集合体である脳から、どのようにして主観的な意識体験(現象意識、クオリア)というものが生まれるのか」

という疑問は原理的に解けず、

「まず、人はどういうときに対象が人間と同レベルの意識を持っていると感じるのか?その条件を明確にし、そしてその条件に合致した振る舞いをするロボットを作ることができるか?」

に改める必要があるいうことになる。

もっと平たく言えば、もっと本質的なチューリングテストにクリアするロボットを作る、ということが、「意識のハード・プロブレム」といわれる問題への答えとなる。

おそらく、答えは、chatGPTのように、実際に中では何が置きているかを掴めないが、人間のような動きをする、というような形で現れるだろう。

自分はこの問題にどう取り組めるか?
探求を続けていきたいと思う。

大山:真正ハードプロブレム

上記の中山レベルの意識の問題が一般的なハードプロブレムであるが、
私は、さらにまだ言語化できない次元へ広げたいと思う。

というのも、そういう意識をもった(と思われる)ロボットができたとしても、今の時代においてあまり驚きはない。chatGPTがもう少し記憶を保持できるようになり、動きや皮膚感などを再現した物理的な機会に実装させれば、できそうに思える。
(そこまでかなりの難題があるはずでこんなあっさり言えないだろうから、この過程にコミットしたいと思うが、正直自分の物理や工学への知識の乏しさから無理だと考えている)

さて、
上記の中山のロボット制作という道筋で意識問題に取り組むのではなく、
論理や経験に頼らない、何か全く違うアプローチでこの意識の神秘性にアプローチしてみたい。
まったくどうやればいいかわからないが、神経科学とか解剖とか量子コンピュータとかそういう、アプローチとは違う全く何か違うもの、
もちろん、宗教や物語ではだめだ。
正直、この大山へはどうやったらアプローチできるのかすら全くわからないが、理念として最大級の山を置いておきたい。

小山1:PCL理論によるコーチング(生まれの偶有性を如何に活かし切れたかというKPIの浸透)


最後は現実的な小山である。
イージープロブレムへの登山といえる。

上記の中山、大山の理解を前提に、深い理解の基づいた人間の意識への価値創造。

小山は、この言語化されて明確なみんなが素朴に存在を信じている人間社会におけるゲーム内での話。中山、大山はその外、更に外の外の話であるから。

生まれの偶有性というキーワードを軸に、人々が被投性の中で、どう生きるか、どう存在すべきかに一定のクリアな視点を提供するサービス。

人間はお金やフォロワー数などの数字が大好きで、それにより喜怒哀楽するが、最終的には他者との比較になりエンドレスの疲労ゲームになってしまう。

良く巷では、他人と比べず自分の軸を!
と言われるが、ではどうすればいいか?と聞かれたら、それは、自分が楽しいと思うこと、とかやってて苦にならないことをやれ!と表面的な返ししか出てこない。

これをもっと体系的に、誰もが納得できる形の考え方をベースに解決していきたい。

キーワードは、
現象学的アプローチ、生まれの偶然性、活用度
phenomenology、Contingency, Leverage
ということで、
PCL理論とでも名付けておこう。

小山2:語学コーチング

最後の小山は、現在、生業としているため最も現実味のある山である。
第二言語を習得したい人が、最も効率的に習得できるようなサービスを日々洗練させるべく頑張っております。

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以上、みなさんはどんな山に登りますか?



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