褒め方にいちゃもんをつけるRを褒めるポイント3つ
「褒め方がしっくりこない」
この衝撃の言葉、
よく思い出すのが、
大学時代の後輩Rの言葉。
自分と同期のIは、活発で協調性のあるナイスガイだが、Iはよく人を褒める。
後輩Rをよく褒めていた。というより、後輩R以外の人もばんばん褒める。
そこで、あるときRはIがいないときに、
この冒頭の言葉を放った。
「褒め方がしっくりこない」
褒められておいて、その褒め方にいちゃもんをつけるという「いい女か!」とつっこみたくなったこの出来事。
でも、実際たしかに、その気持ちはわかる。
何でも頭ごなしに褒められてもダメ。
ただ元気づけるため、好かれたいから言っているんでしょ、と思ってしまう。
ポイントは何か?
褒められる側が嬉しいのは、本当に褒められたことに実感があることだろう。
褒められるとは、
自分が何かの基準において高レベルにあることだ。
そのときに重要な点は3つ。
1.なんの基準なのか明確にする
2.その基準で褒められる人が高レベルだと伝える
3.なぜそういえるかの具体的な根拠を言う
ということではないか。
例えば、
ある研究室で、レジュメ作りがうまいRくんは先輩Iにそれを褒められていたが、全然うれしくなさそうだ。
この問題は、1のなんの基準かが明確でないからだ。
レジュメ作りがうまくても、創造的な論文を作るという評価軸では、ただ書いてあることの要約だけやっている頭でっかちみたいに理解されてしまう。
でも、論文を書くためには、こうした地道な努力が必要であり、天才と思える人もレジュメを沢山書いていた、とか、体的に成功事例を参照すればより1が明確になる。
そして、量や質で、Rのレジュメはレベルが高いと言ってあげれば、それなりの満足を得ることができるのではないか。
「褒める技術」みたいな本があったような気がする。読んでないけど。
あまり打算的にやる必要はないが、「褒める技術」って人を勢いづけるために必要だよなぁと思う。
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