ついつい感情的になってしまう時の理由とコントロール方法
ついつい感情的になってしまうときってありませんか?
私はよくあります。
感情的になってしまい、大事な人と喧嘩をしたこともあります。
それがきっかけでその人と別れそうにもなりました。
そのとき、相手からは感情的になることを指摘されました。
将来家族ができた時に両親が感情的に喧嘩していたら子供は嫌な気持ちしかしないじゃないか、と。
いや~、間違いないなと思いました。
指摘が正しすぎて、、、。
今までも同じように喧嘩になることはあったんですが、恐らく積もりに積もったんでしょう、別れることも示唆されて、相当やばいなと思いました。
これは本当に直さないとやばいな、と思ったので、noteに書いてみようと思いました。
いろんな情報を収集した上で、自分なりになぜ感情的になるのか、そしてそれをどうやって解決していくか、考えてみました。
●そもそも感情とは
何が起きているかということを知らせてくれる身体の中の信号と言われています。感情には一次感情と二次感情があります。
●一次感情とは
一次感情とは、起きている出来事に対しての最初の反応です。
即座に出てくる強い気持ちのことで、起きていることについて考えることなく生じます。
●二次感情とは
二次感情とは、今ここの出来事に対する感情ではなく、一次感情に対して反応として生じる感情や、思考に反応して生じる感情とのことです。
だとすると、感情的になる=怒りってなんなんだろう?
●怒りとは
怒りという感情は、自分の理想や期待、願望が裏切られたときに生じるものとのことです。
「こうありたい」「こうあってほしい」という自分のなかにある想いが発端となって、怒りという感情が生まれるらしいです。
「こうあるべき」という想いや観念は、これまでに受けてきた家庭内でのしつけや教育、経験してきた心情や事柄などによって形成されるため、それぞれが持つ「べき」の基準も異なります。
●私は「こうあるべき」が強いかも
【「こうありたい」「こうあってほしい」という自分のなかにある想いが発端となって、怒りという感情が生まれる】
これにはめちゃくちゃ心当たりがあります。
わたしの家庭はかなり厳しくて、母親、祖母ともに教育熱心でした。
そのため、「成績は上位であるべき」だとか、「進学校に行くべき」だとか、「大企業に行くべき」だとか、「こうするべき」みたいなことが家庭の中にあって、そういう言葉をよく母と祖母が言っていました。
そしてわたしも「こうあるべき」が強い人間だと思います。
先日喧嘩になった時も、私がある場所に一緒に行こうといったら行くだろうという理想や期待があって、「一緒に行こう」と誘ったところ、理想や期待を反する「一緒に行くのは面倒」という答えや反応が相手から返ってきました。
それに対して怒りを覚えて、感情的になってしまい、喧嘩になりました。
●怒りを形成するのは一次感情
心理学では、怒りは「自分を守るための感情」といわれているらしいです。
怒りという感情が湧き出す前に、私たちは「悲しい」「悔しい」「つらい」「寂しい」「不安」「苦しい」といった一次感情を抱くとのことです。
そして、これらのネガティブな感情を心のなかにしまい込んで、蓄積する仕組みを持ってるらしいです。
この蓄積された一次感情が許容量を越えたときに溢れ出すのが、怒りという感情とのことです。
●私が怒りを感じた理由は?
今まで怒りを感じていた理由を理論的に理解できてきました。
たしかに、「一緒に行こう」→「面倒だから別々でいく」というのは私にとっては寂しいし悲しいし不安だったのかもしれません
分析してみると
私は一緒に行きたいけど相手はそうではない。
↓
相手は私のことを大切な存在と感じていないのかもしれない。
↓
悲しい、つらい、寂しい、このまま関係を継続できるのかどうか不安
↓
蓄積
↓
怒り
という構造でした。
●怒りの性質
そして驚いたことに怒りの性質は
☆身近な人ほど強くなる
怒りには、身近な関係になるほど、強く大きくなりやすいという性質があるとのことです。
これは相手に対する期待値の高さが要因と考えられるらしいです。
また怒りは
☆周囲にも伝染する
怒りに限らず、私たちのなかに生じる感情には、伝染しやすいという性質があるらしいです。
プラスの意味では「楽しい」という感情が自然に周囲に伝わって、楽しい雰囲気をつくり出すこともあります。
怒りの感情は、ほかの感情よりも強いエネルギーがあり伝染しやすいといわれているとのことです。
だからか、喧嘩になった相手は普段は冷静で怒ることがない人です。
しかし、私といると感情的になることがたまにあります。
そして、先日は私の感情が相手の感情的になることを引き出してるんだ、と言ってました。
その時に私は「人のせいにするな!」と思ったんですが、私が原因でした。(笑)
そんな感情的になってしまう自分を変えるためにはどうしたらいいのか?
色々調べてみると「アンガーマネジメント」という言葉にいきつきました。
●怒りをコントロールするアンガーマネジメント
アンガーマネジメントとは、怒りの感情を無理に抑えつけたり、我慢を強いたりすることではなく、自分のなかに不意に湧き上がってしまう怒りの感情と向き合い、上手に付き合っていくための心理トレーニングとのことです。
怒りの感情をコントロールすることによって、怒る必要があるときには上手に怒れるようになり、怒る必要のないときには怒らないで済ませるようになるとのこと。
めちゃくちゃ今の自分に必要です。
そんな怒りをマネジメント=アンガーマネジメントするにはどうしたらいいんでしょうか?
アンガーマネジメント方法
①『すべき』という固定概念を捨てる
自分のなかにどのような「べき」が存在するのかを知り、この「べき」は人によって異なることを理解することから始めるといいらしいです。
「べき」について客観的に考えることによって、不必要な怒りを避けることにつながっていくとのこと。
②怒りを感じたら6秒数える
怒りの感情のピークは、最初の約6秒間にくるといわれています。
この6秒間をやり過ごすことができれば、怒りの衝動を抑えることが可能らしいです。
そのため、怒りを感じたら、まず6秒待って怒りを静める。
そのときに数えるのと同時に「怒らなくても大丈夫」など自分を落ち着かせる言葉を使うといいらしいです。
③怒りを記録して点数化する
平穏な状態を0、人生最大の怒りを10として10段階で怒りに点数をつけるといいらしいです。
採点中、怒りを客観視できるので、怒りが沈静化するのを助けてくれたり、「今日の怒りは3点。この前は5点だったから、今回は怒る必要がないことかもしれない」というように、過去の怒りと比較して、現在の怒りを評価すると、今怒るべきか怒らないべきか、感情を選択できるようになるらしいのです。
④「もし○○だったら…」と考える
もし大尊敬する○○さんだったら怒らないだろうな~と考えると、こんなことに怒ってもしょうがない・もっと心に余裕がある人なら怒らないなどという気持ちになります。
そして、怒りをコントロールすることができるとのことです。
⑤その場を離れる
6秒ルールでも怒りが収まりそうにない場合は、その場から離れるのも効果的らしいです。
怒りの感情が外に出る前に、トイレに移動したり、飲み物を買いに外に出てみたりして、怒りの対象から気をそらすと、冷静になることができるとのことです。
上記に加えて、大尊敬する女性経営者の先輩に教えて頂いたのは
⑥最終的なゴールに対してその行動は効果的か考える
たとえばカップルだったら「一緒にいる」が最終ゴールです。
そのためには一緒にいたいと思われる自分であることが大切。
今の自分は一緒にいたいと思われる自分なんだろうか?と省みることが大切とのことです。
そして、相手がどういう自分だったら一緒にいたいと思うのか考え、そういう自分でいることが大事だとおっしゃってました。
調べると、様々なコントロール方法がありました。
とても簡単なので、今すぐ実践していきます。
●まとめ
色々調べて自分を分析してみると、今まで自分だけの問題だと思っていたことをいろんな人の体験をもとに客観的にみることができました。
こうして、自分を客観的に見るってめちゃくちゃ重要だな、と感じました。
これを書いているさなかでも、モヤモヤするような出来事があったんですが、客観的に見ることができたので、感情的にならずにすみました!
人と関わる上で感情的になったり怒りを感じたりすることはしょうがないこと。
そういう自分を責めるのではなく、そういう自分をどうやってうまくコントロールするか。
それが大事なんだと気付けてとてもよかったです☆
私のように悩んでいた方の力になれれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました!(^^)!
【参考文献】
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