「野菜ジュースが人気回復」日経新聞記事
健康のために野菜ジュース飲んでますか?私はトマトの味が苦手でして果汁の多めのタイプしか飲めません。トマトジュースは鼻つまんでも飲めません。
野菜ジュース市場が近年復調の兆しを見せています。その背景には、健康志向の高まりや、SNSによる情報拡散、さらには高付加価値商品の登場があるようです。
野菜ジュース市場の現状
2023年の野菜ジュース市場規模は約1708億円で、2017年の2080億円から約2割縮小しました。その主要な原因は、輸入原材料や包装資材の価格高騰による製品の値上げです。例えば、カゴメや伊藤園が主力商品の価格を引き上げました。さらに、乳酸菌飲料など競合商品の台頭や、カット野菜の手軽さが野菜ジュースの人気を一時的に押し下げた要因となっています。
トマトジュースの再評価
低迷していた野菜ジュース市場で復活の兆しを見せているのがトマトジュースです。カゴメのデータによると、2024年1~6月のトマトジュースの販売は前年比で金額ベース46%増、数量ベースで37%増加しています。この成長を支えるのは、リコピンの抗酸化作用や美容・健康効果が再評価され、SNSで医師や美容系インフルエンサーによって情報が拡散されていることです。また、機能性表示食品として「血圧を下げる」など具体的な健康効果をアピールしたことも、トマトジュースの需要拡大に寄与しました。
高付加価値商品が市場をけん引
高単価の商品であっても、機能性や健康効果が消費者に理解されることで売上に貢献しています。カゴメの「リコピンリッチトマトジュース」や伊藤園の「充実野菜」などが売れ筋商品として注目されています。こうした商品の特長は、忙しい現代人が不足しがちな野菜摂取を簡単に補える点です。さらに、月1万5,000円もする高機能の野菜ジュースを定期購入商品も人気なのだそうです。
まとめ
これまでは野菜不足を補う飲料でしたが、健康・美容といったそれ以上の付加価値を求めるニーズが野菜ジュース市場の活性化につながっているようです。私も好き嫌いを言わずにいつか高機能の野菜ジュースをチャレンジしてみようと思います。