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日本企業のKAIZENの強みが発揮されるトキ

今日は、日本企業のオペレーションの強み「KAIZEN」について触れる機会の多い一日でした。

朝、いつものように日経を読んでいると目に付いたのが以下の記事でした。

この記事が伝えているのは、「イノベーション」や「ディスラプション(破壊的創造)」という言葉に日本人は過度に惑わされる必要はないということです。アメリカ人は未来のことを夢見るのに長けているかもしれませんが、日本人はより良い現在のために懸命に努力することに優れています。日本の社会インフラを大切にし、現在あるものをより良くする「KAIZEN」にフォーカスすべきであり、従業員の「好奇心」と「謙虚さ」が組み合わされた「トリプルK」に焦点を当てれば日本の未来は明るい、という内容です。

つまり、AIの開発やプラットフォームビジネスにおいて、日本は現状遅れをとっていると言わざるをえませんが、それらに負い目を感じるのではなく、どうやって活用するのか、どうすればもっと良くなるのかを好奇心を持って取り組むことが、日本人の得意分野だということです。

そして、午後にまた、日本企業の「KAIZEN」の強みについて聞く機会がありました。

マーケティング協会主催の「フィリップ・コトラー教授 最新刊(8月13日発売)『Reimagining Operational Excellence: Inspirations from Asia』共著者来日セミナー」をWEBで聴講した際のことです。

前著『Entrepreneurial Marketing』の続編として発売される本の紹介で、共著者のジャッキー・ムスリー氏の講演を聞きました。アジアから学ぶことの重要性が多くの事例から語られており、改めて本書を読み込み、またまとめたいと思いました。マーケターはいわゆる専門職的なマーケターではなく、起業家精神的志向を持ち、それを実行するためにオペレーションの重要性が強調され、日本企業のKAIZENの強みも語られていました。

1960年代、アメリカは月面着陸を達成しましたが、日本は新幹線で東京と大阪をつなぎました。鉄道網という社会インフラにおいて、日本は世界でも類を見ないほどシステムを構築しています。

欧米に負けないイノベーションへの挑戦も必要ですが、日本のオペレーションの強みを守ることを忘れてはいけないと再認識しました。

#nikkei


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