詩「起立性調節障害ではないけど」(2023)
君と僕は違う。
君は起立性調節障害で、僕は朝寝坊。
朝だということはよくわかるけど、
僕もまだまだ眠い。
みんな違ってる。
すべてが違ってる。
流れる河の水が
ひとつとして同じではでない。
そしてこの河の水が、
あるいは別の河の水が、
世界をつくる。
僕が三十のとき、僕らはいったいどのくらい眠っていたんだ?
早起きは三文の徳だって。
早起きってなに?
三文の徳ってなに?
ゆっくり眠ってくれ、君たち。
一時間後に行っておいで、
親友。
君が起きあがり、
気持ちの良い朝に目覚めたとき、
僕もばっちりと目覚めているから。
大丈夫、約束するからさ。
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