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竜の補強は? ~外野手編~【中日ドラゴンズ】

 11月1日、戦力外通告の期間が終了し、寂しくも中日を退団する選手が発表されました。

 一方、ドラフト会議で指名した新人選手が加わることで、中日の残る補強ポイントが見えてきました。

 そこで今回の記事では、中日の補強ポイントについて探っていきます。今回は外野手に絞って書いていきます。最後まで是非、ご覧ください。

 前回の記事で投手編を公開しています。こちらも是非、ご覧ください。

12球団最少

 今季も中日も攻撃陣が最大の課題と言われ続けました。広いバンテリンドームが本拠地とはいえ、12球団最少の62本塁打。同11位の阪神は84本塁打で、実に22本もの差がつけられています。

 得点数も12球団最少の414点。防御率、失策数はセ・リーグ2位であることから、攻撃面が改善されれば順位が上がることは間違いありません。長距離砲の獲得、勝負強い打者の獲得が求められます。

実績ある外野手が多くチームを去る

 チーム3位の8本塁打を放ったA・マルティネス選手、実績ある平田良介選手が退団し、ベテランの福留孝介選手も引退するなど外野手が多くチームを去りました。

 A・マルティネス選手は捕手登録ながら主に左翼で起用され、中日打線を支えました。貴重な長距離砲を失った中日は、長打力が売りの外野手を補強することが必須な状況となっています。

 シーズン途中に支配下選手登録されたレビーラ選手、ガルシア選手は再び育成契約となり、じっくり2軍で鍛え上げることになったことも影響しています。

 活躍次第では当然支配下復帰も考えられますが、レビーラ選手は23歳、ガルシア選手は22歳と若く、まだ焦る必要はありません。日本の野球に慣れた時、真の起爆剤として打線を盛り上げてくれるでしょう。

外野構想

 来季の外野陣は、左翼・大島洋平選手、中堅・岡林勇希選手、右翼・鵜飼航丞選手というパターンと、左翼・未定、中堅・大島選手、右翼・岡林選手というパターンが現状は有力だと考えられます。

 シーズン中にも、不動の中堅手だった大島選手を左翼に移し、中堅に岡林選手を起用することが見られました。来季にこの形を定着させるのであれば、長打の期待できる鵜飼選手を空いた右翼で起用することが真っ先に考えられます。

 中堅・大島選手、右翼・岡林選手の形でいくのであれば、左翼は空席状態です。現状、レギュラーに近い選手はおらず、新外国人選手の補強を含め、様々な選手が争うことになります。

新たな形が生まれる可能性

 今秋のフェニックス・リーグで自慢の打撃が開花しつつある福元悠真選手、足を絡めることのできる昨年のドラフト1位・ブライト健太選手、捕手登録ながら左翼を務める郡司裕也選手、今季1軍で初本塁打を記録した三好大倫選手など楽しみな若手選手が多くいます。

 ここに長打が売りの新外国人選手を補強することで、競争が激化します。もし、新外国人選手が日本の野球にフィットした場合、聖域であった「4番・ビシエド選手」という形から、重厚感ある新しい形が生まれる可能性があります。

 A・マルティネス選手が退団した今、長打が売りの外野手を獲得することが最重要課題です。ビシエド選手、鵜飼選手、木下拓哉捕手など長打が期待できる選手は右打者が多いため、左打者の長距離砲が最も望ましいと考えます。

 他球団はトレードを成立させるなど、ドラフト会議以外で戦力を整え始めました。最下位から脱出するため、他球団以上に新外国人選手の補強が重要となっています。

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