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【中日】田島慎二投手の引退登板から伝わってきたもの リリーフ、ドラフト候補に必要なモノとは ~10/5~

中日・田島慎二投手が引退しました。3-3の7回1死走者なし、チームメートだった京田陽太選手との対戦でした。

直球2球で追い込み、最後は代名詞のスプリットで空振り三振。田島投手のプロ人生が詰まった3球でした。

通算462試合登板、117ホールド、75セーブ。

数え切れないほど修羅場をくぐり抜けてきた背番号「12」の最後の姿から、伝わってきたモノがありました。

それは、いつでも空振りを奪える変化球を持っていること。

現在、プロ野球に限らずアマチュア野球でも、球速で目立つ投手が増えてきています。150キロ超えが珍しくなくなり、ドラフト戦線でもかつてほどインパクトがなくなってきています。

その中で、他投手と差別化を図るには、どこを伸ばせばいいか。

ピンチの場面で三振を奪える決め球、田島投手でいえばスプリットの精度が重要になると伝えるような登板でした。

田島投手が最後まで貫いたプロで生き抜くための投球。リリーフに必要なもの、ドラフト候補に必要なものを伝える、まさにプロの投球でした。


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