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大型右腕が聖地で躍動!専大松戸高 平野投手 【高校野球・ドラフト】

今大会ナンバー1右腕と呼び声高い、専大松戸高校の平野大地投手。

27日、高知高校との試合でも好投。チームをベスト8に導きました。大会前は速球派という印象を持っていましたが、制球を重視し、将来性豊かな大型右腕であることを証明しています。

2つの姿

この日の投球では、試合前半と後半で全く違う姿をみせました。立ち上がりは直球がシュート回転し、暴れていた印象。カーブやスライダーといった変化球を軸に立て直していました。

4回辺りから直球が制御できるようになってきた平野投手。5回からは直球の割合が明らかに増え、グイグイと打者を押し込む投球に変化しました。

4回までは、直球の割合が37%。5回以降は58.8%。数値を見ても、明らかに試合の途中で投球を変化させていました。

試合終盤に140㌔連発

直球の最速は144㌔。8回の2死二塁というピンチの場面で、最速を記録しました。この球は高めに浮いてボールとなりましたが、試合終盤の8回に最速を記録するあたり、レベルの高い投手であることがうかがえます。

エンジンがかかってきたのは7回。直球がコンスタントに140㌔を計測するようになり、四死球を与えつつも三振の数が増えていきました。

この日、奪った三振の数は9個。その内、7回以降の終盤で奪った三振が5個と、安定してきた直球を軸に打者を圧倒したと言えます。

将来性抜群!

下半身がどっしりしているだけに、まだまだ球速が伸びる予感がします。また、6球ほどみせたフォークボールが効果的で、投球の幅を広げているようにみえました。

カウントを整えることも勝負球にもできるカーブ、スライダーの他に、このフォークがあることで、相手打者を十分惑わせることができます。

この日の球数は134球。5回までは60球と順調に来ていただけに、直球の割合を増やしてからの投球術が、今後の注目ポイントです。

将来性豊かで、大きな伸びしろを感じる平野投手。現時点で完成形が見えないというのも、伸びしろの大きさを物語っています。

どこまで勝ち上がるか分かりませんが、将来性を評価して上位指名する球団が現れそうです。

【参考サイト】


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