見出し画像

最高の1軍デビュー!仲地投手の投球からみえた確かな個性【中日ドラゴンズ・26日】

ついに、ドラフト1位ルーキーが1軍デビューしました!

ドラゴンズは26日、広島とオープン戦を行い、4対8で逆転負け。連敗スタートとなりました。

最も注目すべきは、先発した仲地礼亜投手。同じリーグの広島に対し、2㌄を投げて無失点。三振は2個奪い、最高の1軍デビューを飾りました。

ついにベールを脱いだドラフト1位右腕。少しずつ仲地投手の特徴がみえてきました。

直球と多彩な変化球が半々

許した走者は、2回のデビッドソン選手(中2)のみ。走者を出してからボール先行のシーンがありましたが、ほぼ完璧な投球でした。

2㌄で30球を投じた仲地投手。その内、直球は15球と半分を占めました。変化球はカーブスライダーフォークを投じました。直球と変化球、どちらでも投球を組み立てることができそうな投手だと感じました。

変化球で最も多く投じたのがフォーク。9球投じ、1回には野間峻祥選手から三振を奪いました。しっかり低めに制球されており、この日は状態が良かったと感じます。

カウントを整えるカーブ

カーブを投じたのは4球。0ボール0ストライクが2回、1ボール1ストライク、1ボール0ストライクからそれぞれ1球ずつ投じ、カウントを整える球として使っていました。

この日、カーブを投じたのは全て左打者。偶然か意図的かは分かりませんが、対左打者に対し、浅いカウントでカーブを投じる投球術は、持ち味の1つかもしれません。

西川選手に投じたスライダー

最も少なかったのがスライダー。シーズン中も広島と対戦することがあるからか、わずか2球だけでした。

唯一投じた打者が4番の西川龍馬選手。バットコントロールに長けていて、昨季は97試合で打率3割1分5厘と高打率を記録した西川選手を警戒してか、スライダーを2球投じていました。

2球ともインコース低めに投じた形。粘られましたが、最後はスライダーで空振り三振。一流の打者にも通用することが証明されました。

今後もチャンスあり!

今までの仲地投手を見た時、スライダーが武器になると考えていましたが、この日はフォークを多く投じました。

1軍デビューを果たし、また1歩段階が進んだ仲地投手。焦らず、持ち味を発揮すれば、今後もチャンスが広がります。

このまま先発か、それともリリーフか。どちらもハマりそうな仲地投手の今後が楽しみです。

【参考サイト】


この記事が参加している募集

#スキしてみて

523,364件

#野球が好き

10,893件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?