無限の可能性！慶應大学・萩尾匡也さん【ドラフト候補】

　一体どこまで成長するのでしょうか。無限の可能性に満ちあふれ、見る者をワクワクさせる選手がいます。慶應大・萩尾匡也さんです。

覚醒した今季

　昨春のリーグ戦から出場機会を増やした萩尾さん。規定打席には到達しませんでしたが、秋のリーグ戦では打率3割3分3厘と素晴らしい成績を残し、4年生での活躍が期待されていました。

　そしてドラフトイヤーとなった今春。それまでリーグ戦通算1本塁打だった萩尾さんが覚醒。13試合に出場し、5本塁打17打点と大活躍しました。

　また、自身初の規定打席にも到達し、打率は3割3分9厘。打席数が3年秋より約3倍に増えたのにも関わらず、数字を伸ばしてきました。

　今秋のリーグ戦でも勢いは衰えず、打率は脅威の4割2分9厘（17日現在）。誰も萩尾さんを止めることが出来なくなっています。

　本塁打も4本放ち、打点は春に並ぶ17打点。慶應の4番として十分すぎるほど役割を果たし、勝利に貢献しています。

急成長を続ける

　特に16日の明治大戦。3点ビハインドの9回。二死2、3塁で打席に向かうと、低めの変化球を強振。打球はグングンと伸び、バックスクリーンに到達。奇跡の同点弾を放ち、勝負強さも魅せました。

　パンチ力、ミート力の全てが成長している萩尾さん。まだまだ急成長を続ける予感で、無限の可能性を感じさせます。

DeNA・桑原さんと同じタイプ

　DeNAの桑原将志さんと同じようなタイプの打者で、率を残しながら長打を放つ貴重な打者として活躍することができます。現在、萩尾さんは4番を務めていますが、1番や2番など上位打線を務める適性もあると感じます。

　今年度の活躍を見れば、上位指名も考えられます。いまだ勢いが止まりそうにない萩尾さんがプロの世界でどこまで成長するのか。今からとても楽しみです。

【参考サイト】

一般財団法人 東京六大学野球連盟