来季の打線のキーマンは○○選手!~日本シリーズを見て~【中日ドラゴンズ】
白熱した日本シリーズが30日、幕を閉じました。最後の最後まで手に汗握る熱戦はオリックスが制し、見事26年ぶりの日本一に輝きました。
最後まで諦めない姿勢を見せたヤクルト打線も脅威に感じましたが、シリーズを通して改めてリリーフ陣と本塁打の重要性を認識しました。
リリーフは負けてない!あとは・・
今季、最下位に沈んだ中日ですが、リリーフ陣は全く負けていないと感じました。やはり課題は打撃陣。特に本塁打で相手を一気に絶望させるパワーヒッターが誕生してほしいところです。
その中で、私は郡司裕也選手が来季の竜打線を変えてくれる存在だと考えています。郡司選手は3年目の今季、自己最多の33試合に出場。打率こそ1割9分と低迷しましたが、何球も粘るなど内容の濃い打席で打線の軸になれると確信しました。
捕手登録ながら、左翼に挑戦した郡司選手。今秋のフェニックス・リーグでは一塁も守っており、様々な起用に応えられる準備をしています。
吉田正尚選手の打撃から流れ
日本シリーズを見て魅力的だったのはオリックス・吉田正尚選手の打撃。27日の試合では1試合2本塁打。9回にサヨナラ本塁打を放つなど、チームを勢いづかせました。
あのサヨナラ本塁打から流れが一気にオリックスに渡り、日本一になったと言っても過言ではないほど、価値ある一振りでした。それほど本塁打には流れを引き寄せる不思議な力があると感じました。
中距離打者も重要
中日には不動の4番・ビシエド選手がいます。チームトップの14本塁打を放ちましたが、他球団の4番に比べると数字が寂しく見えます。
中日にも新人の鵜飼航丞選手、来夏の復帰が見込まれる石川昂弥選手など、期待の長距離砲がいないわけではありません。鵜飼選手と石川昂選手の打法を見れば、誰もが竜打線に明るい未来を描くでしょう。
ただ、中日の本拠地は広いバンテリンドーム。長打力が武器の選手はもちろん必要ですが、本塁打を放ち、さらには二塁打を量産できる中距離打者が必要になります。
来季は阿部寿樹選手、木下拓哉捕手に続く存在として、郡司選手の活躍が期待されます。プロ入り後本塁打はないものの、慶大時代には3冠王に輝いた実績を持っています。選球眼も良く、まさに一振りで試合を決める能力と、繋ぐこともできる能力を併せもった最高の打者です。
大きなチャンス
ここまで思うような成績は残せていませんが、フェニックス・リーグでは本塁打も放っています。鵜飼選手の豪快な打撃に目がいきますが、郡司選手も負けていません。
主に左翼を守ったA・マルティネス選手が退団し、レビーラ選手も育成契約となる見込みで、郡司選手にとっては大きなチャンスです。
仮に郡司選手が6番で定着した時、上位からも下位からも得点が奪える最高の打線が完成するかもしれません。
【参考サイト】
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