見出し画像

安田的、2020年ベストアルバムランキング

あけましておめでとうございます!色々あった2020年も終わりを迎え、気付いたら2021年ですね。毎年恒例、ベストアルバムランキングを今年も勝手に1人でやりたいと思います!年末は引越しでバタバタしていたため、年明けになってしまいましたが、今回も僕の独断と偏見によるベストアルバムランキングをつけていきたいと思います。去年のやつも良ければどうぞ!

まず、2020年聴いたアルバムリストから!

CHOOSE LIFE / The Songbards
ZAZEN BOYS 4 / ZAZEN BOYS
breakfast / TENDOUJI
祝祭 / カネコアヤノ
bedtime story / リーガルリリー
吉澤嘉代子とうつくしい人たち / 吉澤嘉代子
Jasmine / 唾奇×Sweet William
Ghosts / ミツメ
旅するギター / ラッキーオールドサン
いいね! / サニーデイ・サービス
thaw / くるり
The New Abnormal / The Strokes
Sorpresa Familia / Mourn
若者たちへ / 羊文学
WAVE / SPECIAL OTHERS
Notes on a Conditional Form / The 1975
Pale Green Ghosts / John Grant
GODBREATH BUDDHACESS / 舐達麻
Triptych / Shohei Takagi Parallela Botanica
#ラブリーミュージック / ラブリーサマーちゃん
ai qing / KID FRESINO
The Sofakingdom / PUNPEE
折り合い / 星野源
21st Century Cultboi Ride a Sk8board / Mom
Songs for the General Public / The Lemon Twigs
THE TRAVELING LIFE / 小山田壮平
BBHF1 -南下する青年- / BBHF
Death Of The Party / The Magic Gang
愛をあるだけ、すべて / KIRINJI
Calyx / Predawn
THE THIRD SUMMER OF LOVE / ラブリーサマーちゃん
cherish / KIRINJI
Blurred / mabanua
Boston Bag / BIM
Small Town Talk / Turntable Films
G.B.C CAMP 2020 in SAYO
OPEN YOUR EYES / TEN's UNIQUE
Herbier / Turntable Films
BE / BTS
farewell your town / Laura day romance
NiziU / Make you happy
愛のひみつ / ハンバートハンバート
Lives By The Sea / Gotch
POWERS / 羊文学
アナザー・ストーリー / スカート

細かいのは省いていますが、2020年はこれだけのアルバムを聴きました。例年とは違った1年ということもあって、色んなものに影響を受けたり、情報を得たりしながら、色んな音楽に出会うことができた1年だったかなと思います。特に上半期なんかは、タナソーのやっているpodcastに影響を大いに受けて、彼がおすすめする音楽や映画を漁って、自粛期間を過ごしていました。

映画や音楽など新しい発見が沢山あるpodcastなので、おすすめです!
話は少しそれましたが、早速ランキングに移りたいと思います!

第5位 Notes on a Conditional Form / The 1975

画像1

第5位はThe 1975のニューアルバム。今やイギリスNo1バンドと言ってもおかしくないThe 1975が1年半ぶりに出すアルバムということで、かなり注目度が高いアルバムでしたね。メディアやSNSでかなりこのアルバムが取り上げられていたので、僕もリリース初日からガッツリ聴いていました。環境保護活動家のグレタさんのスピーチの問題提起から始まり、The 1975らしくないパンクな「People」での幕開け。最初から、今までとは違った色のアルバムになることを感じさられて、ワクワクしながらアルバムを通して聴きました。最初の期待を裏切ることなく、今までとは少し違ったテイストで、すごく好みでした。もちろん、ポップ路線は変わる事なく、The 1975らしい名曲もあり、全体通して聴きやすかったです。

アルバムの最後を、「Guys」で締める感じが、最高にエモい。

You guys are the best thing that ever happened to me
みんなとの出会いこそが僕の人生で最高の出来事だったんだ

第4位 THE TRAVELING LIFE / 小山田壮平

画像2

4位は、andymoriの小山田壮平君のソロ1stアルバム。学生の頃にもandymoriをそれなりに聴いていたのだが、前の会社の尊敬していた女性の先輩がandymoriがめちゃくちゃ好きで、「小山田君、小山田君」と自分の友達のようにandymoriのことを語っていて、それがきっかけで、andymoriにどっぷり浸かるようになりました。なので、andymoriは僕の社会人最初の頃を思い出させる存在であり、andymoriを聴くとあの頃のデスマーチを思い出し、感傷に浸る事ができるのです。というそんな話はよくて。そのandymoriのフロントマンである小山田君(先輩の真似をして君付けで呼ばせてもらっています)がソロとして初めて出したアルバム。彼のゆるっとしているけど実は芯が強くて、真っ直ぐな感じがたまらなく好きなので、このアルバムは本当に彼の良いところが詰まったいいアルバムだなと思っています。旅をコンセプトにしたアルバムらしく、最初の「HIGH WAY」なんかは、旅をしながら聴きたい。

このアルバムを聴いていた時期は、とにかく小山田壮平という人物に引きつけられて、andymoriの曲とかも聴き返したりもしました。その中で、小山田君のお姉さんのエッセイ集「えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる」を見つけて、読んだりもしました。小山田君に負けじとお姉さんの方も、芯の強い人で、彼女の紡ぎ出す言葉に、コロナ渦でも自分を大切にして生きようと、そう思わせてもらいました。小山田姉弟から、背中を押してもらって、2020年頑張れたような気がします。

第3位 BBHF1 -南下する青年- / BBHF

画像3

第3位はBBHFのアルバムです。BBHFとは誰や?となる方もいるかもしれませんが、解散してしまったGalileo Galileiのメンバーが中心となって結成されたバンドです。Galileo Galilei後期の、インディー感が好きだった方は、ぜひこのアルバムを聴いて欲しい!ざき兄が、より洗練した音楽を作っている!The 1975のサウンドプロデューサーが携わっているからか、曲調はすごくポップ!そこに、文学的な歌詞が乗ってくるというのが、ざき兄の凄さ。その良さが前面に出ている!

君の隣で目覚める時 ああどうか終わらないで
ずっとこうやって生きていたいって そんな気に君はさせてくれる

好きな人といるときの、幸福感とこの時間が過ぎていく寂しさみたいなものを感じさせてくれる。このアルバムが出た時はちょうど、彼女と再度付き合い出した時期なので、その時の自分の気持ちと歌詞がすごく重なっていたので、より一層響いたのかも。「疲れていく」のサビなんかも、すごく共感できる。

僕もわからない 愛するほど 君といる自分自身のこと
僕もわからない 愛するほど 君がわからないように
僕もわからない 愛するほど 僕といる君自身のこと

第2位 farewell your town / Laura day romance

画像4

Laura day romanceは、たまたまネットで他の人の2020年よかったアルバムランキングで見つけた。全く知らないバンドだったのだが、アルバムの1曲目を聴いただけで、この人たち好きと、一気に吸い込まれてしまった。

PV見る限り、今時な若い人たちが、少しレトロ感出してくるお洒落系なやつかなと思わせてくるのだが、少し違う。アルバム全体通して、すごくポップでキャッチーで、聴きやすい。曲の中で出てくるストーリーはすごく身近で、生活感があって、休日の天気の良い朝に洗濯物を干しながら流したい感じ。

アルバム2曲目「憧れの街」の出だし。この始まりからして、すごくいい。主人公は何を考えているのだろうと、引き込まれていく感じ。

冷えきる窓に 寄りかかる朝 占いはいい所だけ信じて
ベランダ越しに知るラッキーカラーをどうでもいいとは言えないまま

4曲目「worrying things」の出だしはというと、あまりよくない雰囲気が2人の間に立ち込めているのかな?とこれもまた出だしから歌詞の世界に引き込まれる。

ねぇ私 心配していること 手探りの2人の行く先とか
君といえば浮かない顔のまま 先を急いでいる子供みたいに
嘘がつけずになんだかgloomyな気分で

幸福感であったり、寂しさであったり、懐かしさであったり。そういう感情にさせてくれて、生活にスッと寄り添ってくれる感じがあって、1日中聴いていた。聴きやすいから、苦手な人はいないだろうし、誰にでもおすすめできるんだけど、そういう曲にありがちな軽さがなくて、すごい深みがある。何度聴いても飽きない。きっとこれからも2020年の自分の生活を思い出しながら、このアルバムを聴き続けることになるんだろうなと思っている。

第1位 POWERS / 羊文学

画像5

1位は羊文学です。正直、2位も3位も自分の中では、すごくお気に入りのアルバムで、甲乙つけがたいのですが・・・。2020年は自分の中で羊文学が、グッと来た年だったということもあり、1位に選ばせてもらいました。元々、羊文学は知っていて、かっこいいガールズバンドだなというくらいの印象は持っていたのですが、正直舐めていました。2020年、彼女たちの楽曲を色々聴いて行くうちに、どんどん虜になっていきました。「ロマンス」や「1999」を聴いていると、ちゃんとロックしていて、まじでカッコいい。醸し出す雰囲気が大人びていて、本当に僕よりも若いんですか?むしろ年上なのでは?と思わせてしまうほどに。

一番好きなのは11曲目の「あいまいでいいよ」。イントロからかっこいい。しかも、「あいまいでいいよ」って。おっとな〜。そんな言葉言ったことないし、言われたこともないよ。「しっかりやれ!」、「明確なイメージを持ってください!」と言われてしまう年頃。そんな時に、塩塚さん(ボーカル)から「あいまいでいいよ」と言われて、ハッと気づく私。やっぱり彼女の方が年上な気がする。

アルバムを通して、澄んでいて、強さがあって、聴いていて、心地よさがあり、カッコよさがあり、聞き応えがありました。今後の羊文学にも期待大です。

以上、安田的2020年ベストアルバムランキングでした。
改めて振り返ってみると2020年は、内省することが多くて感傷に浸りながら聴く曲が多かったかな。2021年は、どんな音楽と出会えるんだろうか。旅に出ながら音楽聴ける日常が戻ってきたら良いなあ。引き続き、今年もマイペースにnoteを投稿していきますので、今年もよろしくお願いします。

ムムム。