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仏教に関する記事をまとめました
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2020年1月の記事一覧

坐禅について考えていること

坐禅について考えていること

東福寺塔頭の勝林寺さんで初めて座禅体験をしたのが2013年4月。翌年4月から月例の坐禅会の会員になり、半分以上は参加できていると思います。また、その他の禅寺でも何度か坐禅を行いました。

今月(2020年1月)は18日に勝林寺の月例会、24日に曹洞宗の嶽盛俊光師が主催の坐禅会、25日に祇園坊主バーで臨済宗妙心寺派の小坂興道師のとの対話と、坐禅について考える機会が続いたので、今の考えをまとめておこう

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懺悔ナイト

懺悔ナイト

2020.01.15@直七法衣店

京都、西本願寺近くの法衣店。直七法衣店でのイベントです。
宗旨宗派の異なった5名の講師が懺悔について語りました。

初期仏教 天野信 師懺悔(さんげ)とは辞書によると「自ら犯した罪を仏や比丘に告白し認容を受けること」
仏教の戒律。戒は生活規範・モラルで、律は僧侶集団が円滑に活動するためのルールで破ると罰がある
比丘(男性僧)は250条、比丘尼(女性僧)は350条

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「仏道を歩む意味」

「仏道を歩む意味」

2020.01.13 御正忌報恩講特別講演@西本願寺

講師 山本攝叡師(行信教校講師)

仏道が日常生活と離れていることはないか?

私は、車も何も通っていない信号待ちで、衣をつけているときは青に変わるのを待ち、私服のときは左右を見て赤でも渡ってしまう経験がある→みなさんも、お寺に来たときだけお念仏している、というようなことはないですか?

近江商人の話

1 伊藤忠創業者 商売道と仏道は一つの

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中央仏教学院のレポート

中央仏教学院のレポート

中央仏教学院というのは、浄土真宗本願寺派の僧侶養成機関です。

通学制と通信制があり、私は通信制(通信課程)で学んでいます。3年制の学習課程の1年生です。

僧侶養成機関ではありますが、学習課程は僧侶を目指すコースではなく、一般信者が仏教や宗派の教えについて学ぶコースです。

通信教育なのでレポート学習が中心で、年に一度、2日間のスクーリングが必須となっています。テキストを読んでレポートを書くので

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四諦について

四諦について

 釈尊が仏陀になられて最初のご説法を「初転法輪」と呼びます。この初転法輪で説かれた教えが四諦八正道で、仏陀釈尊の教説の根本というべき重要な教えです。
 四諦とは苦諦・集諦・滅諦・道諦の四つの総称です。諦とは道理や真理といった意味で、四諦=四つの真理ということです。
 苦諦は、人生の真実のすがたは苦であるという真理です。苦とは、生理的・身体的な苦痛はもちろん、心理的・感覚的な苦悩も含みます。この苦を

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