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圧倒的プロダクト力と顧客満足を創るPdMへの道#6(プロダクトコンテンツ作成とメンテナンス)

製造業向け生産管理SaaSシステム「スマートF」を開発・販売・サポートしている株式会社ネクスタでPdMとして日々精進しています。
PdMとして色々と経験し、学び、成長することができていますので、振り返る意味でもnoteを使って発信していきたいと思います!

前回からの続きになっているので、もしよければこちらも参考にしてください。

発信内容


もし参考になるとすれば、以下のような状況の方には参考になるかもしれません。

・PdMに関する本や情報はたくさんあると思いますが、やること多過ぎそうで、結局どんなことしてるんだろう?(実際やることめっちゃ多いですが)
・自社にPdMが居ないので、他社はどんなことをしてるんだろう
・自分のキャリアを考えた時、PdMは一つの選択肢だと思っているので、色んなケースを知っておきたい

PdMの役割(再掲)


#1の投稿で紹介しましたが、PdMの役割は主に以下の2つです。

①「スマートF」の機能設計で、プロダクトの企画・設計をしていくこと。(ネクスタでは概要設計と呼びます)
→ユーザーの潜在的な課題が何かを理解し、その課題を解決してプロダクトの提供価値を向上させていく業務

②「スマートF」を活用して製造業の収益改善と強い組織作りの方法を型化し、コンテンツに落とし込むこと
(ネクスタではプロダクトコンテンツと呼びます)
よいプロダクトだけでなく、営業が正しく提案し、ユーザーに正しく利用されるためのコンテンツ(ドキュメントなど)を創る業務

#2〜#5までは①について紹介してきました。
今回からはいよいよ②について紹介していきたいと思います!

スマートFのコンテンツ


ここまで全てご覧頂いた方は、「スマートFのマニュアルはどうなっているのか?」と疑問を抱いたかもしれません。

毎週アップデートし、かつ色んなパターンに対応できるスマートFなので機能だけでなくそのコンテンツのバージョンアップ(メンテナンス)もなかなか大変です。

私が入社する前は開発とCSが協力してスマートFのWikiを作っていました。
ただメンテはなかなか大変で、私がスマートFを理解するために使っていた頃も欲しい情報が足りていない。という事が多々ありました。

スマートFのコンテンツ(マニュアルや新しい情報)の種類は大きく

  1. マーケ用・営業用

  2. 社内・ユーザー向け

  3. 導入ユーザーへの個別マニュアル(主にオンボーディング用)

の3種類が今時点あります。

3はCSがユーザーの使い方に合わせて個別に作っています。
個別にマニュアルを作るので非効率ではあるのですが、

・ユーザー独自の使い方
・画面キャプチャが別のサンプル画面だと分かりづらい

など、なかなか標準化出来ていないので、今のところ企画グループとしては深く関与できていません。

残りのコンテンツが整備出来てくれば、ここも何とか標準化してCSの業務効率を上げたいと思っています。

PdMがコンテンツを管理する理由


上述しましたがPdMがプロダクトコンテンツを作成・管理する主な理由は

『よいプロダクトだけでなく、営業が正しく提案し、
ユーザーに正しく利用されるため』です。

あともう一点が、営業やCSのプロフィットサイドはユーザー数に応じて業務負荷が、(ある程度)比例的に増えます。

一方PdMはユーザー数に応じて業務負荷が増えるのではなく共通のユーザーに効果のある活動が必要、ということもあります。

スマートFのコンテンツ作成状況


PdMとしてプロダクトコンテンツ作成にかなりの時間をかけてきました。
全体的に進捗はどうかと言われれば、まだまだです。

①マーケ用・営業用
 →マーケ用:0%、営業用:40%
②社内・ユーザー向け
 →60%
③導入ユーザーへの個別マニュアル(主にオンボーディング用)
 →0%
 (執筆時23年6月時点)

ただ作るだけならもう少し進捗はあると思うのですが、どうやって毎週更新するかのメンテナンス方法まで含めて考案・実施する必要があるのでなかなか大変な作業です。

社内・ユーザー向け(画面説明)


ネクスタではNotionを利用しており、スマートFの情報も管理しています。

まず私が着手したのが、社内・ユーザー向けの各画面の説明です。
スマートFは大きく、以下のような分類と画面構造があります

・参照系(管理者が各種指示を作成):一覧→編集画面
・登録系(現場で指示にしたがって作業を登録):各画面ごとの登録フロー

この画面構造×機能となるので全部で100を超える画面があります。

入社直後で何も分からないからこそ、その分からない点を含めてWikiにあった情報をNotionに移植しました。

具体的には

  • ボタンの意味

  • ボタンを押した時にどんな事ができるのか

  • 表示されている各項目の意味は

  • 設定によってどう変わるのか

です。
このコンテンツはベースがWikiにあったこともあり、Notionでもかなり完成度高く完成している状況です。

画面説明のメンテナンス


約半年かけてNotionの画面説明ページを公開できるまでに至りました。
これらのページはスマートFからアクセスできるようにしています。

メンテナンスで考慮すべきことは、

  • 毎週アップデート内容をどれだけタイムリーに反映させるか

  • デモアップ期間中に説明ページを更新してしまうとまだ未リリースのものが公開されてしまうこと

です。
結論は同じページを2つ作成し、ステージングと本番用として使い分けることにしました。
そしてもう1人の企画メンバーがテストしながら変更点をステージングに反映させていき、無事リリースされればそれを本番環境に適用しています。
(何度もやり直してやっとこのメンテ方法に至りました)

ちなみにもう1人の企画メンバーが本当に丁寧に作業してくれるのでかなり助かっています!
しかもネクスタでの勤務歴も長いのでスマートFを良く把握してくれているのでかなり頼りになります!

次回発信内容(予定)


今回からネクスタのPdMの主な役割の二つ目であるプロダクトコンテンツ作成について紹介しました。

正直この役割はまだまだ道半ばであり、目下取組み中の内容です。

次回はプロダクトコンテンツの他の取組みについて紹介しようと思いますが、今まさに取組んでいるので、かなり抽象的な内容になってしまうかもしれません。

プロダクトコンテンツ作成の説明をしている理由

・ネクスタはSaaSプロバイダーとして、プロダクトの価値を余す事なく伝えるコンテンツに徹底的に向き合い・取組んでいる
・スマートFは非常に多様なソフトウェアなので、網羅的かつ簡潔にドキュメントを整備するのが非常に難しい

ということを伝えるためです。(もちろん自分の業務の整理・振り返りも含みます)

繰り返しますが、この難しいことに取組んでいる理由は、ネクスタのミッションに共感しているからです。
我々は製造業の力を底上げできる教科書を作っています!

企画グループは私を含めていま2名ですが、二人ともこのミッションを本気で達成しようと思っています。

「えっ。PdMがドキュメント整備?思った事と違うな」と侮るなかれ。

最強のプロダクトコンテンツが出来れば、営業・CSの業務は爆速で改善され事業インパクトは相当デカいです。

ネクスタではPdMを募集していますので、これを読んで少しでも興味を持ってくれた方は自分の経歴など一切気にせずコメントやDMください!
基本何でもお答えします!

■参考:Wantedlyの紹介記事

■参考:Twitterアカウント


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